参議院選挙の日・・韓国メディアは「選挙結果で両国関係に影響」など

咳とか熱とかは治ったのに、夏風邪の影響が思ったより長引いています。パッと動いた(出かけた)ほうがいいと思って、昨日は静岡県の三島スカイウォークに行ってきました。湧水群を見に行ってから、3回目の三島です。やはり、日本旅行は最高です。3連休ということもあって車も人も多かったけど、気持ちよく行ってくることができました。富士山もキレイに見えました。で、その前に期日前投票は済ませました。今日は参議院選挙です。まだという方は、ぜひ投票に行ってきましょう(なにかのキャンペーンっぽく)。

で、参議院選挙関連の「場」も用意したくて、今日は参議院選挙関連の韓国メディアの記事を紹介します。いつもどおりの内容で目新しさはありませんが、一つ面白い(?)のは、「石破茂政権・李在明政権」が、うまくいく(韓国基準で)という前提になっている点です。ソース記事の聯合ニュース(17日)、マネートゥデイ(20日)だけでなく、これはほとんどの関連記事に共通しています。リップサービスっぽい挨拶以外に、石・明政権でなにかありましたっけ。「与党が選挙で敗けた場合、両国関係の進展は遅れると予想される。石破首相はこれまで韓日関係改善に対する強い意志を表わしてきたという評価を受けている」、とのことですが。外交においてのスタイルの問題、というのはあるかもしれません。でも、そういうので「強い意志」はないでしょうに。というか、今回の参議院選挙で、「そういえば、韓国関連の話題ってあったかな?」というが現状でして。以下、<<~>>で引用してみます。コメント欄などは、あとで発表される選挙結果なども含めて、参議院関連で使ってくださいませ。




<<・・石破茂日本首相の政治運命を左右すると見られる参議院(上院)選挙が近づいてきた。現地主要メディアの分析結果を見ると、自民党と連立与党公明党は目標として掲げた過半議席数維持が容易ではない状況だ。自民党と公明党は今回の選挙で125席のうち50席以上を確保しなければ、既存議席と合わせて過半議席を維持することができない。議席数がこれに至らない可能性が大きい。参議院選挙の結果は、日韓関係をはじめとする日本外交にも相当な影響を与えると予想される。

石破首相は目標として提示した参議院過半議席数の維持に成功した場合、国民が政権を信任したと判断し、外交活動に積極的に飛び込む可能性がある・・・・日韓関係においては、李在明大統領と石破首相の間のシャトル外交再開などを模索することができる。日本は年内日中韓首脳会議の開催を推進しており、10月31日には慶州でアジア太平洋経済協力体(APEC)首脳会議が開かれる。一方、主要メディアの予測通り、与党が50席を得ることができなかった場合、日本政局は衆議院と参議院が共に「与小野大(※ねじれ)」構図となる。

石破首相は、党内から退陣の圧迫を受けることができ、政権は不安定になるしかない。大規模な政界改編作業の可能性もある。石破首相は、去就が不透明な状況で国内政治問題に没頭しなければならず、外交動力を相当部分失うとみられる。この場合、米国と関税交渉はもちろん、日韓協力も空転する可能性がある。ただ、産経新聞は自民党が敗北しても石破首相が米国と関税交渉が終わらなかったことを名分に掲げて、しばらくは退陣しない可能性があると観測した(聯合ニュース)・・>>

 

<<・・与党が選挙で敗北した場合、日韓関係の進展は遅れると予想される。石破首相はこれまで韓日関係改善に対する意志を示した。最近、主要先進国(G7)首脳会議の直後には、日本で開かれた韓日国交正常化60周年記念行事に直接参加し、韓日関係改善に対する強い意志を表わしたという評価を受ける。したがって、日本国内の政治的混乱と石破首相の弱体化は、日韓関係改善作業の推進に困難なこととして作用する可能性がある・・・・チェ・ウンミ牙山政策研究院研究委員は、「次期首相候補とされる小泉進次郎農林賞や、野田佳彦立憲民主党(第1野党)代表の場合、石破首相と比べると韓日関係改善の意志が足りない」とし「さらには右派的傾向が強い高市早苗が総理になった場合、関係はさらに思わしくない方向で進むことになるだろう」と見通した(マネートゥデイ)・・>>




 

最後にまた別の話題ですが、ラピダスが2nm試作品の開発に成功した、というニュースがありました。2nm GAA(ゲートオールアラウンド)トランジスタの動作確認に成功した、と。まだまだ実用化までは長く、険しい道でしょうけど、このようなニュースが素直に嬉しいかぎりです。思ったより早かった、というのもありますし。最近はトランプ関税だのなんだのと、サプライチェーン再編の話がパッとしなくなりましたが、いずれ流れが戻って来るでしょう。一つ一つ、力を蓄えてほしい今日この頃です。

 

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。本当にありがとうございます。<THE NEW KOREA(ザ・ニューコリア)>という1926年の本で、当時の朝鮮半島の経済・社会発展を米国の行政学者が客観的に記録した本です。著者アレン・アイルランドは、国の発展を語るには「正しいかどうか」ではなく、ただ冷静に、データからアプローチすべきだと主張し、この本を残しました。どんな記録なのか、「正しい」が乱立している今を生きる私たちに、新しい示唆するものはないのか。自分なりの注釈とともに、頑張って訳しました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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  ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年3月2日)<THE NEW KOREA>です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。 ・新刊は、<自民党と韓国>です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。 ・刊として、<Z世代の闇>も発売中です。いまの韓国の20代、30代は、どのような世界観の中を生きているのか。前の世代から、なにが受け継がれたのか。そんな考察の本です。 ・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。