同じことを何度も書いて恐縮ですが、今回、米韓首脳会談で、対中牽制とか、在韓米軍の役割拡大(柔軟さとか現代化とか表現はいろいろありますが、個人的に「役割拡大」が分かりやすいと思います)とか、そんな問題は「議論されなかった」ということになっています。まさか、なかったはずはないでしょうけど・・本ブログで引用してきた、「会談(非公開部分)のあと、異例の雰囲気だった」などの記事内容からして、なにかがあった可能性が高いですが、政府レベルで「なかった」としているから、別にメディア側としてもどうしようもないのかもしれません。
それでも、一部のメディアは「なかったとしても、これから『請求書』が来る」というふうに、そういう議論が行われるのはもうどうしようもない、という論調の記事を出しています。方向性は、「受け入れるしかない」もあるにはありますが、「あってはならない」というニュアンス(書き方にもよりますが)のものが、より目立っています。特に韓国日報(28日)の場合、なんかとても率直な記事を載せました。韓国がこれだけ金を出している在韓米軍が、「台湾や日本の国益を優先して動くことがあってはならない」(記事原文ママ、直訳)というのです。なかなかダイレクトな文章なので、以下、<<~>>で引用してみます。また、これだけでは短すぎるので、日米中露「首脳好感度調査」結果をちょっと取り上げてみます。
<<・・在韓米軍司令官は大将、駐日米軍司令官は中将だ。駐日米軍の兵力が多いにもかかわらず、在韓米軍司令官の階級がより高い理由は、駐韓米軍司令官は国連軍司令官を兼ねるからだ・・・・(国連軍司令部はもともとは日本の)東京第一ビルにあり、朝鮮戦争が終わってからの1957年に、ヨンサン基地に移転した。朝鮮戦争のときには、駐韓米軍(米8軍司令部)は駐日米軍(極東司令部兼国連軍司令部)の指揮・統制を受けていたのだ・・・・駐韓米軍の戦略的柔軟性拡大のために、東アジアを一つの戦区(theater)で結び、駐日米軍に代表司令部の地位を与える方案が議論されているという。
在韓米軍が日本駐留司令部に属することになると、そのときに起こる事は自明だ。 朝鮮戦争という証拠がある。韓国が海外最大規模の基地を建ててやったり、毎年「兆」単位の費用を払って維持している在韓米軍が、日本・台湾の国益を優先するように、ただ見ているわけにはいかない。少なくとも、国連司令部の位置と、在韓米軍司令官の階級だけは守る事だ(韓国日報)・・>>
支持率調査とかのニュースでよく出てくる名前ですが、「韓国ギャラップ」社が、日本、米国、中国、ロシアの首脳に対する好感度を調査しました。どうやら結構前からやってきたようで、以前のデータも紹介されています。記事を読んでみると、なにかのイベント(首脳の訪韓など)があれば一気に高感度が上昇し、逆の場合は一気に下ることがわかります。たとえば習近平主席の場合、2014年に訪韓したときには、なんと好感度が59%まで上がりました。朝鮮日報(朝鮮BIZ、29日)によると、今回は1位は・・(CMが流れてから)・・石破茂総理でした。しかし、好感が持てると答えたのは27%で、持てないと答えた人が51%です。
<<・・朝鮮半島をめぐる米国、日本、中国、ロシア首脳のうち、韓国国民が最も好感を持っている人物は石破茂日本首相として現れた。プーチン大統領は最も低かった。韓国ギャラップ社が26~28日・・(※調査して~)・・29日に発表した世論調査で、米・日・中・ロ4カ国の政治指導者に対する好感度を尋ねた結果、石破茂日本首相に「好感が持てる」という回答は27%だった。 持てないという回答は51%を記録した。ドナルド・トランプ米大統領の好感が持てると回答した人は24%で、2番目に高かった。持てないとした人は67%だった。習近平中国国家主席の好感度は10(好感が持てない76%)だった。プーチンロシア大統領の好感度は4%(好感が持てない88%)だった(朝鮮日報)・・>>
ジョー・バイデン前大統領の場合は、49%だったとのことです。プーチン大統領も2019年には19%までは上がっていたけど、ウクライナ事態や北朝鮮軍の派兵などで、大幅に数値が下がった、とも。ちなみに安倍元総理の場合は、3~6%だったそうです。 で、なんかおまけのほうが長くなった気もしますが、明日はまた1日休みをいただきます。次の更新は、31日(日曜)の11時頃になります。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。