高市内閣支持率 65%(毎日)、72%(読売)・・「日中関係の影響、ほとんど無し」

読売新聞の調査にて、高市内閣の支持率が72%で、記録的に高い数値を記録しました。中国関連での姿勢についても、「評価する」が56%(評価しない29%)でした。ちなみに、この件で韓国メディアの記事などを取り上げますが、オリジナルは読売新聞の記事と、毎日新聞の記事になります。で、韓国メディアは基本的に「引用する」形で報じてはいますが、「なぜ日中関係が影響を及ぼさないのか」という論調です(この部分は私の読み方の問題かもしれません)。ソース記事は、ニューシースソウル経済で(24日)、どれも似たような内容なので最初に読んだ2つをチョイスしました。各記事の題を読んでみると、「限日令(※『限韓令』に因んだ韓国メディアの造語で、中国の日本コンテンツ・観光制限措置など)が出ているのに」とか、「日中関係の影響がなかった」とか、高市早苗首相の使っているいわゆる「早苗バッグ」が順番待ち9ヶ月状態だとか、そんなことも合わせて報じています。

この件もそうですが、G20関連でも同じです。日中で「何かの形で」(立ち話とか)出会うことはありませんでしたが、それについても各メディアの反応は「意外だ」とする論調があります。局長クラスが中国に行ったときにも、日本のことで「しっぽをおろした」「ぶちのめされた(原文ママ)」などと報じていた各マスコミ。今回、高市総理が中国側にもっと積極的に接近するだろう、と思っていたのでしょう。しかし、そうはいかなかったし、支持率も高く出ています。「意外だ」というか、「がっかりだ」というか、総じてそんな雰囲気です。ただ、先も書きましたが、これは単に私の曇ったゴーストがそう囁いているだけのことで、記事に「はっきりと文章で書かれている」わけではありません。以下、<<~>>で引用してみます。




<<・・「毎日新聞・読売新聞など世論調査で支持率65%・72%。日中関係の影響はほとんどなし・・外国人関連政策などが高い評価」(※見出し)高市早苗首相が「台湾有事の際に介入」と発言したことで、中国との関係が影響を受けている中、支持率は依然として高空行進(※高いまま維持されること)を続けている。24日、毎日新聞が発表した世論調査(22~23日)の結果、高市内閣の支持率は65%で、発足直後の10月と同じだった。毎日新聞は高市首相の発言で日中関係が影響を受けたが、「支持率下落などの影響はほとんど見られなかった」と述べた。

特に、衆議院予算委員会で高市首相が台湾有事の際には日本が集団的自衛権を行使できる「存在危機事態」になると発言したことに対して、「問題があったとは思わない」という回答は50%だった。「問題があったと思う」25%の、2倍に達した。毎日新聞は、衆議院の議員定員削減、外国人政策強化など「(高市政権の独自の取り組みが高い評価を受けた」とし、高い支持率を裏付けていると分析した。厳格な外国人政策を推進することについて「(肯定的に)評価する」という回答は71%にもなる。「評価しない」は10%にとどまった。また、衆議院定員削減も「賛成」が63%で「反対」14%を大きく上回った。ドナルド・トランプ米大統領との会談で日米同盟強化を確認したことについては「評価する」が64%、「評価しない」が15%だった。




読売新聞の世論調査では、高市首相の支持率は72%で、先月より1%ポイント上がり、高い水準を維持した。「支持しない」という回答は17%で1%ポイント下落した。高市首相が掲げた「責任ある積極財政」を「評価する」という回答は74%だった。 「評価しない」は17%に過ぎなかった・・・・また、高市内閣の対中姿勢を「評価する」が56%で「評価しない」29%を上回った。外国人関連政策にも「期待する」は62%で過半数を超えた。「期待しない」は25%だった。ただし、物価高に対する日本政府の対応については「評価する」が33%で「評価しない」52%を下回った(ニューシース)・・>>

 

<<・・一方、高い内閣支持率を反映するように、高市首相が首相指名後に初めて官邸に入ったときに手にしていたバッグも「サナエバッグ」という愛称で人気を集めている。目立ちすぎない黒のトートバッグで、当時インターネット上で「堂々としたイメージ」、「シンプルで品がある」などの反響を呼び起こした。読売新聞によると、高市首相が使っているバッグは、創業145年になったある鞄専門メーカーの製品だ。約20人の職人が、裁断から縫製まで、ほぼすべての工程を手作業で進める。税込13万6400円のこのバッグは、現在は黒色のみ注文が可能で、それでも出庫まで9ヶ月を待たなければならない状況だ(ソウル経済)・・>>

個人的には高市内閣を応援していますが、要は、どのような「結果」を示すことができるのか、でしょう。結果がちゃんと出てくるなら、政権は長く続きます。しかし、賃金引き上げ、物価高問題、安保問題は言うまでもありませんが、半導体、レアアース、全固体電池、そこに人工知能はあるんかい、などなどの「いますぐには結果が分かりづらいもの」までコントロールしないといけない、重要であり難しくもあるタイミングの高市内閣。決して容易な歩みではないでしょうけど、応援しています。




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください

   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。