「デジタル強国」韓国、今年の個人情報流出6千万件超えか・・中国人担当者による3370万件流出が発覚

某デジタル強国で、また「大規模個人情報流出」が発生しました。何度も同じ内容の案件が話題になり、しかもその件数(これがそのまま人数になるわけではありませんが)がものすごい数になるのが特徴です。韓国経済(11月30日)によると、今年の件数が6000万件を超えると思われる、とのことでして。人口を軽く超えています。今回は、「5ヶ月前に」3370万件の情報が流出されたのが明らかになりました。クーパンというオンラインショッピングサイトでのことです。韓国では最大手で、一部のメディアは「事実上、全国民分」とまで報じています。今回の件に海外での情報が含まれているかはわかりませんが、この会社、「本体は日本から撤退しましたが、いまは「ロケットナウ」というクイック配送サービスなどを行っています(グーグルAIによる情報)」。

昨日までは、この3370万件、「認証業務を担当していた中国人職員によるもの」というニュースが出ていましたが、政府側は「まだわからない」としていましたが・・今朝になって、ノーカットニュースなどが「例の中国人担当者に間違いない」と報じるようになりました。情報流出から5ヶ月が経ってもクーパン側は把握できなかった(把握できなかったのか、隠していたのかはわかりませんが)とのことで、その元担当者から「流出の事実を明らかにするぞ?」とのメールが来た、とのことでして。ネットの時代、韓国側のオンラインショッピングサイトなどを使う方もおられると思いますが、やはり、こういうニュースはちゃんと把握したほうがいいじゃないでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。




 

<<・・ショッピングアプリ「クーパン」で顧客3370万人の個人情報が流出する事件が発生しました。流出規模は、大人4人のうち3人規模で、名前と携帯電話番号、家の住所はもちろん、顧客が記入した自宅の共同玄関パスワードなど、重要な情報まですべて流出しました。政府は、官・民合同調査団を設け、本格的な調査に乗り出す一方、クーパンの個人情報保護措置に問題がなかったかを調べる計画です。警察は、クーパン側の届け出に基づき、中国国籍の元クーパンスタッフAさんを捜査中です。

Aさんが6月から海外サーバーを通じて個人情報に接近した情況が捉えられたのですが(※他のメディアの報道だと、サイト利用時の認証を担当していた、とも)、現在Aさんはクーパンを退社して、韓国を去ったことが分かりました。警察はまた、A氏と推定される人物がクーパン側に「個人情報流出の事実をマスコミに知らせる」などのメールを送った事実も確認して捜査を拡大中です・・・・大規模な個人情報の流出は今年6月から発生しましたが、クパンはなんと5ヶ月が過ぎてから先月18日に問題の兆候を検出しました。現行法上、情報漏洩を認知すれば24時間以内に当局に申告しなければならないのですが、クーパンはそれさえ、二日も過ぎた時点で知らせました(ノーカットニュース)・・>>




<<・・今年に入って国内では、大企業、中小企業、海外企業を選ばず、大小の個人情報流出が続いてきた。専門家は、企業のサイバーセキュリティ投資が不足しているためだと指摘されている。(※11月)30日、個人情報保護委員会によると、今年に入って8月末までに受領した民間企業の個人情報流出件数は3038万件に達した。昨年1377万件から2倍以上に増加した数字だ。今月発生したクーパン流出事態まで加えれば6000万件以上を記録すると予想される・・・・ 1月GSリテールホームページハッキング攻撃で会員9万人余りの情報が流出した。サイバーセキュリティが重要な通信会社、カード会社、暗号通貨取引所もが、相次いでハッキングされた。 4月SKテレコムサーバーがハッキングされ、2324万人の個人情報が流出する事故が起きた。加入者全員に該当する規模だ・・・・5~7月にはディオール、ティファニー、ルイ・ヴィトンなどが韓国顧客の個人情報が流出したと明らかにした。

9月にはロッテカードとKTの個人情報が流出した。ロッテカード全体の会員の31%に該当する297万人の情報が流出した。 KTでは、不法基地局を活用したハッキン​​グが発生し、2万人の個人情報が流出した。韓国最大の暗号通貨取引所アップビットは今月27日、北朝鮮によるものと疑われる、445億ウォン相当のハッキングを経験した。専門家たちは、企業の貧弱なセキュリティ投資、制度が弱いなどが背景にあるとと指摘している。カード会社などが適用される電子金融取引法によると、個人情報関連の課徴金は上限50億ウォンだけだ(韓国経済)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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