韓国 李在明大統領、中国を国賓訪問・・「実に心強い隣人」「先端技術分野などでもっと協力」

さて、韓国の李在明大統領が、中国を国賓訪問します。4日~7日の日程です。韓国政府は、トランプ大統領と習近平主席の貿易関連会談が注目されていたAPECで、わざわざ両大統領を国賓招待しました。実は、国賓訪問はソウルで迎えるのが一般的で、地方では前例がなかったのですが、日程的にも場所的にも多少の無理をしながらの措置でした。すべては「すなわち、李大統領も中国・米国を国賓訪問することになる」というプロジェクト。今回の訪中は、その成果(?)だと言えるでしょう。もともと韓国では「李大統領は、中国も米国もうまく管理できている」というのが定説ですので、今回の訪中についても、国内世論ではすでに「良い結果」は保証されているようなものです。李大統領が目指す「実用」は、実は盧武鉉大統領などが行ってきた「バランサー外交(均衡外交)」と同じです。李大統領としては、中国側にもっと近づく「新しい中立」のための重要なイベントになるかもしれません。

しかし、前にも書きましたが中国、韓国が言う「バランス」「中立」などというのは、実は日米韓の「弱い環」である韓国が中国へ近づくことでしかありません。多分、原子力潜水艦についても、韓国政府の持論である「北朝鮮に対応するためのもの(中国に対するものではない)」と言わなければならないでしょうし、半導体などサプライチェーンについても、中国が望む形のなにかを「言わなければ」ならないでしょう。そういうのが「国賓訪問料」ですから。チャンネルA、マネーS(両紙1月3日)によると、すでに李大統領は中国官営メディアとのインタビューなどで「一つの中国を尊重する」「習近平主席は実に心強い隣人」などと話し、雰囲気づくりに頑張っています。以下、<<~>>で引用してみます。

 




<<・・李在明大統領は2日、4日からの国賓訪中を控えて、「私も1つの中国を尊重する」と話しました。李大統領は中国現地時間で2日夜9時30分に公開された中国管営媒体CCTVとのインタビューで「中韓修交当時、大韓民国政府と中国政府との間で合意された内容は依然として中韓関係を規定する核心基準として依然として有効だ」と述べました。李大統領は「北東アジア、台湾両岸問題を含む周辺問題で平和と安定が非常に重要であることは明確に言える」と付け加えました・・・・李大統領は来る4日から7日まで3泊4日間、国賓資格で中国北京と上海を訪問します。李大統領は「中韓間の若干の誤解や葛藤要素があり、それらが中韓関係の発展に、ある程度は問題となる要因になっていた、と言えなくはない」と明らかにしました。

一方、「今回の訪中を通じて、これまでにあった誤解や葛藤の要素を最小化または解決し、中韓関係が新たな段階に飛躍し発展し、韓国と中国がお互いの発展に役立つ関係で確実に位置づけることを目標」と強調しました。特に中韓間の経済協力については「人工知能分野とか先端産業分野で水平的な協力関係を新たに構築し、お互いに役立つ協力的経済関係を作り出すことが最も重要なことではないかと思われる」と述べました。習近平中国国家主席については「非常に優れた、そして視野が広い指導者」とし「中国の経済発展や技術発展を非常に短い時間内に計画した通りに成し遂げ、今複雑な国際情勢の中でも非常に安定して中国を導いていると思う」と評価しました。




李大統領は昨年11月、習主席との初めての首脳会談を回想し、「本当に心強い隣人であり、本当に役立つ隣人になれると感じた」とし、「習主席は意外と冗談もよくして、私が(プレゼントでいただいた)電話機を持っていたずらをしていたときにも、それをご迂回に受けてくださって、かなり良いイメージを持つようになった」と説明しました(チャンネルA )・・>>

 

<<・・李大統領は、国際情勢がますます不確実になっていく中、中韓関係が非常に重要であることを強調した。今回の訪中も彼と無関係ではないという説明だ。李大統領は「中韓は歴史的にも、経済的にも、地政学的にも、非常に重要な懸案を持っている」とし「北東アジアの平和と安定、相互尊重と共同繁栄というのが中国や大韓民国の立場で、すべて重要な課題」とした。続いて「中韓の間の、若干の誤解、また葛藤の要素があり、これらが中韓関係の発展にある程度(※先の記事と重複する内容)・・

・・特に先端産業分野で両国が相互協力しなければならないと強調した。李大統領は「既存の中韓経済協力が、韓国の先行技術と資本、中国の労働力が結合した若干の垂直的形態の協力だったとすれば、最近の中国は市錫の優れたリーダーシップのおかげで、途方もない経済成長と発展を成し遂げ、技術、資本側面でも韓国に追いついたり、先行している領域が多い」とし「関係を新たに構築する必要がある」と話した(マネーS)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください

   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。