少数の韓国メディア「日本へのレアアース措置は、韓国への間接的圧力でもある」

別に今回のレアアースだけでもありませんが、韓国メディアは「自分たちは関係ない立場(何もする必要がない場所、すなわち「上」の立場)にある」という論調を好みます。実は関係ありありの内容ですけど。相手が日本になると、なおさらこのような論調は強くなります。今回も、レアアース関連で中国依存度が高いのは韓国で、しかもほとんど脱中国関連の動きが見られない(最近になってさらに高くなっている)にもかかわらず、です。すべてのメディアがそうだと言いきる自信はありませんし、実に少数ではありますが、、「日本はレアアースで脱中国を意識した動きをしており、私たちもそうしなければならない」という論調を出しているメディアもあるし(一部の経済メディアと、朝鮮日報など)、今回も「私たちこそ自立を急がなくてはならない」という記事(7日、マネーS)もありました。しかし、きわめて少数のこと。「ほとんど」とは「私たちとは関係ないこと(にする)論」を展開しています。

繰り返しになりますが、本件だけでもありません。別の案件においての、「私たちは何もしなくていい」「中国からも米国からもラブコール」などの書き方も、すべて似たような心理からくるものではないでしょうか。マネーSは、今回の措置は、韓国に対しても間接的な圧力になる(わざわざ李在明大統領の訪中期間にこんな発表をしたのは、実はそのためでもある)と指摘し、日本のようにレアアース脱中国を目指すべきだとしています。して「は」います。でも、そもそも「そういう必要性」そのものがあまり話題にならないでいる昨今、しかも李明博政権の失敗で、海外からの「資源開発(資源外交)」がほぼ止まっている状態。具体的にどんなことができるのか、よくわかりません。以下、<<~>>で引用してみます。特に、「セカンダリーボイコット」解釈関連の内容は、他の記事からは見られない指摘です。レアうわあぁっす記事、といったところでしょうか。




<<・・このように、中国が日本・米国との葛藤局面から希土類を「武器」として取り出しており、韓国も備えなければならないという声が大きくなっている。7日、産業通商資源部によると、政府は今回の中国の措置が韓国に直接的な影響を引き起こす可能性は大きくないと見ている。中国の「二重用途物資輸出禁止」措置は産業通商部貿易安保政策課で検討中だ。政府関係者は「中国の発表内容があいまいな側面があり、見守る必要がある」とし「我が国への直接的な措置ではない」と話した。一部では、李在明大統領の中国訪問の時点でもあり、今回の措置は韓国への間接的な圧迫をしかけるためのものではないのか、という解釈も出ている。表面的には、対象は日本だが、セカンダリーボイコット条項は解釈範囲が広く、韓国にも問題になる可能性がある。

中国産希土類を輸入して韓国で製造した製品を日本に輸出する場合、これを第三国迂回輸出と判断するかどうかは、中韓関係によって変わる可能性がある。例えばバッテリーは民間用製品だが、同時に軍用ドローンなどに活用でき、軍需物資に分類される可能性がある。日本は中国希土類依存度を2009年85%から、2020年58%まで下げたが、今回の措置で先端産業全般に影響が避けられない見通しだ。中国が独占している黒鉛と重希土類(ジスプロシウム・タービウム)は代替供給網を探しにくいからだ。中国が希土類の武器化を繰り返しながら、韓国も鉱物自立化を急がなければならないという主張が力を得ている。日本はすでに中国希土類サプライチェーンから抜け出すための努力を長期間続けてきた。




中国依存度が90%に迫った日本が構造転換に乗り出したきっかけは、2010年の尖閣列島紛争だった。当時、中国は約2ヶ月間、日本への希土類輸出を事実上中断した。以後、日本はオーストラリアとサプライチェーンを構築するなど、脱中国戦略を本格化した。日本総合商事ソウジツは、オーストラリア鉱山企業と協力に乗り出し、政府は米国・ヨーロッパとも共同対応体系を設けた。ホンダは希土類を使わない電気モーターを開発した。 EV磁石を製造する際に希土類使用量を減らす技術も開発している。韓国は日本に比べて不十分だという評価がメインだ。昨年10月、産業通商資源部が希土類サプライチェーンタスクフォース(TF)を発足したが、可視的な成果はない。韓国の中国産希土類依存度は依然として80%を上回る。

半導体・バッテリーなど希土類需要が大きい産業が韓国経済の核心軸であるだけに、中国の輸出中断が現実化する場合、国家経済全般が影響を受ける可能性が高い。官・民が協力してオーストラリア・ベトナムなどとサプライチェーンを構築しなければならないという指摘が出ている。国家間の協力も重要だが、企業中心のサプライチェーン確保を支援することが優先だという声も大きい。外交的葛藤を最小化しながら企業支援を通じて海外希土類開発に乗り出す方式だ(マネーS)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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