同じく、日韓首脳会談関連の記事が結構出ていますが・・CPTPP関連で、何かの発表(共同声明、または共同マスコミ向けブリーフィングなど)が出る可能性は高くない、という記事がありました。12日、文化日報です。日本は安保関連を中心にしていて、韓国は経済(甘い汁)だけ気にしているので、ウィンカー(車の進行方向)がお互い合っていない、CPTPP加入に関する内容も、何かの形で発表される可能性は高くない、というのです。なんか、書いている内容を読んでみると、一つ前の記事もそうでしたが「いや、そうじゃない」と言いたくなる内容ばかりですが・・とりあえずCPTPP関連でなにか発表はない可能性が高い、という内容だけは同意できます。
一応水産物輸入再開などの問題で可能性が高くないというのもありますが、この記事の趣旨は、「とにかく韓国側は、安保関連の話は避けて通りたい形にする可能性が高い」ので、経済関連でも相応の得をすることは難しいだろう、という趣旨です。多くの韓国メディアが「李在明大統領こそ中立」としていますが、その中立は「口で中立と言いつつ、体は中国側に近づく」だけ。文化日報の関連記事は、韓国メディアの中では比較的、中立的な書き方かもしれません。かもしれません(2回)。少なくとも「日本には日本の立場があるし」というイメージにはなっていますので。これ、結構珍しいことかもしれません(3回)。
そもそも、引用部分の最後に「しかし、中国側にやや傾いた印象を与えた場合、日・米から激しい外交的圧迫を受けることができるという見通しも提起されている」という内容がありますが、これ(この趣旨)を韓国メディアで見つけるのが、なかなか難しくなっています。尹錫悦政権が始まった時、「完全に米国側に舵をきった」とする記事が無数に出ていましたが・・あのときと「書いている内容の方向性は逆なのに、受けるイメージはまったく同じ」、そんなところです。それでも文在寅政権、尹錫悦政権のときには、「米中どちらかの圧力があるのでは」という見解は結構出ていましたが・・いつのまにか、「中立だから大丈夫」「実用外交だから大丈夫」ということになって、最近は「米国からの圧力」に関する話はほとんど聞きません。
そんなところ、ですが・・とりあえず、以下、<<~>>で引用してみます。あ、そして、その前に、告知を早めに書いておきます。普通、土曜日に休むことにしていますが、今回、またちょっと遠くへ行ってくることになって、明日1日休みをいただきます。次の更新は、14日(水曜日)11時ころになります。日韓首脳会談という超重要(我ながら無理のある盛り上げ)なイベントがあるので、留守にしてしまって申し訳ございません。それでは、引用します。
<<・・李在明大統領は来る13~14日1泊2日の日程で日本を訪問し、高市早苗首相と両国の実質協力の模索に乗り出す。政府は経済協力とシャトル外交公告化などに注力する方針である反面、日本は日中対立藤日米韓共助強化など域内安保懸案協力を重視しており、実質的な合意導出までは難航が予想される・・・・大統領府は「シャトル外交の堅固化」にも意味を与えている。大統領府高位関係者は「今回の日韓首脳会談は、政権が変わったにもかかわらず、両国間のシャトル外交がしっかりと位置づけられたことを示すものだ」と話した・・(※しかし)・・今回の首脳会談を通じて出てくる、共同言論発表文に韓国の環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)加入に関する内容が盛り込まれる可能性も大きくないことが分かった。北朝鮮の核問題に対する日韓協力も「朝鮮半島平和維持」の次元で共感帯を確認する水準であるという観測が出ている・・
・・高市首相は、李大統領に日米韓(※安保)共助を含む、域内安保の重要性を力説するものと見られる。中国が昨年11月、高市首相の「台湾有事時の介入可能性」発言以後、日本に強硬な立場を見せているだけに、日韓協力強化を要求する可能性が大きい。日本は中国軍の太平洋活動の拡大に合わせて、今年改正予定の3大安保文書の核心内容の一つとして「太平洋防衛強化」を明記する方針を固めたと伝えられた。李大統領は、米・中、日・中の対立が激しくなっていく中でも、どちらの肩も持たない実用主義外交基調を続けている。しかし、中国側にやや傾いた印象を与えた場合、日・米から激しい外交的圧迫を受けることができるという見通しも提起されている(文化日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。