ロボット(ロボティクス)分野、韓国メディア「対日・対中依存度が高い」「日本と対照される」

フィジカルAIというのは様々な分野に適用できる言葉だと思いますが、やはりインパクトの問題もあって、ヒューマノイドロボットが注目を浴びています。それは、ま、いつかはアニメのようなロボットが人間のような仕事をして、「子がいないならロボットを作ればいいじゃない」というマリー・アントワネットのような話も出てくるかもしれませんが、率直に、「物を運ぶだけの単純な仕事なら、人間を代替できるほどのコストパフォーマンスが出せるだろうか」というのは疑問です。「人間のように動く」というのは稼働部位が多く、複雑だという意味でもありますが・・それって、そのままメンテナンス費用に直結しますから。とはいえ、電気自動車もそうですが、私は「ぜひ、そういうのがもっと発展してほしい」と願っているし、そうなってほしいとも願っています。特にメイドロボなら結構高くても欲しいところです。光子力ビームまでは期待していませんが、レナの化粧を直すくらいはできるでしょう。多分。

で、ヒューマノイドだけでなく、ロボティクスとされる分野となると、こちらもまた日本を抜きにしては語れませんが、実は、労働者比でロボット設置がもっとも多い国は1位が韓国、2位が日本です。零細自営業などがこの「労働者数」にカウントされているのかどうかがわからないので(韓国はOECDでも自営業が多いことで有名です)なんとも言えませんが、とりあえず中小を中心に、ロボット設置が多いとされています。で、昨日~今日、なにかの報告書がでたとのことですが、この分野でも日本、中国に対する産業依存度が大きく、生産に関わるシステムそのものが、日本のようにうまくできていない、とのことでして。プレシアン(26日)などのネットメディアを通じて、記事が出ています。別に大手が報じないでいるというわけではありませんが、こういうのは話題になりません。以下、<<~>>で引用してみます。




 

<<・・報告書によると、韓国のロボティクス市場規模は中国と日本、米国に続く世界4位水準だ。2024年現在、韓国の産業用ロボット新規設置台数は3万60台水準で設置台数基準で世界5.6%を占める。中国が54.4%、日本が8.2%、米国は6.3%で韓国より設置台数比重が大きく、韓国に続きドイツが5.0%で世界5位圏を形成した。ただ、ロボット密度では韓国が世界1位だ。労働者1万人当たり韓国はロボット1012台を運用している。それだけ製造業の自動化速度が速い。密度レベルは高いが、韓国の産業用ロボットの71.2%が内需用であり、ロボット企業の98.2%は中小企業だ。これを総合した韓国のグローバルロボット産業競争力は競争国の中で最下位レベルだと(※報告書の)研究員は診断した。

研究員は「産業研究院の専門家デルファイ(Delphi)の調査によると、産業用ロボット産業の総合競争力は日本が1位であり、その後にドイツ、アメリカ、スイス、中国の順だった。韓国は中国の後に続いて調査対象6カ国の最下位だった。研究員は部品依存度を確認するため、アップストリーム(原材料・素材)、ミッドストリーム(核部品・モジュール)、ダウンストリーム(完成品・システム統合)別の輸入依存度を確認した。その結果、アップストリームで韓国はロボット駆動系の核心素材である希土類ベースの永久磁石を作るために必要な希土類金属および化合物の輸入の60%を中国に依存した。永久磁石の輸入依存度も大きかった。韓国の永久磁石の主要輸入国は昨年基準で中国(88.8%)だった・・




・・日本の場合、原料である希土類の輸入依存度は大きかったが、永久磁石合金製造及び高性能磁石加工技術力では世界最高水準を保有した。また、日本は特殊鋼、セラミック、半導体ウェーハなどの素材分野でも世界最高水準の競争力を備えている。原価の35%以上を占めるミッドストリーム分野でも、韓国は核心部品の内在化が進み、生産増加が部品輸入を増やす副作用の輪に陥った。電子技術研究院によると、ロボットの核心部品の国産化率は40%水準にとどまった。また、センサーやソフトウェアなどの技術競争力は日本やドイツなど先進国の3分の2水準にとどまった。ロボット用精密減速機の場合、日本が最大輸入国だった。日本のハーモニックドライブ社はグローバルハーモニック減速機市場の73.3%を、ナブテスコ社はグローバルRV減速機市場の60%を占めて、韓国とは対照的だった。

センサー系でも国産技術力が成長中だが、先端センサー分野の技術格差と輸入依存度は依然として大きかった。超精密先端センサーの場合、韓国ロボティクス市場は米国、日本、台湾への依存度が大きいと調査された。具体的には、3Dビジョン、LiDARなど高付加センサーモジュールは、日本のキーエンスとオムロン、米国のテレダインなどサプライチェーンに依存したものと調査された。ロボットコントローラの代表品目であるロボットコントローラの場合、中国産の輸入比重が2018年19.3%から昨年24.9%まで上がった。韓国とは異なり、日本は核心駆動系で世界最高水準の技術力を備えた。ただし、センサーと制御系の場合、日本も輸入依存度が大きかった(プレシアン)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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