米国の原子力潜水艦交渉チーム、訪韓せず・・「予定通りならとっくに来ているはず」

本題に入る前に、TSMCが日本(熊本第2工場)で3ナノ半導体を生産すると高市首相に直接話した、というニュースがありました。個人的にこういうのがとても良い話だと思うので、日本のためになる流れの一環だろうと思い、嬉しく思っています。日本の半導体関連の動きには、韓国メディアは言葉通り「即反応」しますが、今回もさっそく中央日報(5日)が報じていますので、本題に入る前に該当部分だけ引用してみます。ものすごく久しぶりに、「チップ4」という単語が出てきます。ああ懐かしい。本題は京郷新聞(5日)の記事ですが、原子力潜水艦やCPTPP関連の話が出てきます。トランプ関税25%(~にするぞという話)により、米韓の安保関連の協議も中断されており、原子力潜水艦関連でも、本当なら訪韓したはずのチームが、来ていない、と。

匿名関係者でもなく、韓国の魏聖洛 国家安保室長が直接話した内容で、例の原子力潜水艦関連の協議チーム、本当はとっくに訪韓している(話し合いが始まっている)はずなのに、誰も来ていない、とのことです。いつだったか、中国がこの件について強く反応しないのは、「どうせ実際に配備するまではいかない(何かの理由で保有できなくなる)」と思っているからだ・・という話を紹介したことがありますが、本当にそうなりそうな気もします。また、CPTPP関連でも「加入するぞ」と話してはいますが、今回も、水産物関連の話は出ていません。農産物などの輸入開放の問題については話していますが。これ、今回だけでもありません。最近、韓国メディアのCPTPP関連記事は以前より増えましたが、政府または与党のハイレベルが水産物輸入再開について話すことは、むしろ以前より少なくなりました。というか、話さなくなりました。以下、各紙、<<~>>で引用してみます。




<<・・世界最大のファウンドリ(半導体委託生産)企業であるTSMCが、日本熊本第2工場で日本初の3ナノメートル半導体量産計画を立て、日本政府に伝達したと、読売新聞が5日報道した。日本政府は日本内の半導体製造能力を強化できると判断し、TSMCに対する追加支援を検討する予定だ。当初、TSMCは現在建設している熊本第2工場で6~12ナノ半導体を生産する計画だったが、3ナノ半導体に計画を変更した。3ナノ半導体は人工知能(AI)データセンター、自律走行、ロボットなど次世代産業に活用される核心技術として挙げられるが、まだ日本内では生産されていない。

半導体は微細化するほどデータ処理能力と電力効率が向上するが、高度な技術が要求されるため大規模な投資が必要となる。これにより、投資規模も6~12ナノ半導体生産計画時に策定した122億ドルから170億ドルに大幅に上昇する見通しだ。これに先立ち、TSMCの熊本第2工場に最大7320億円億ウォンの補助金を決定した日本政府も、今回の計画を日本半導体生産力を強化する機会とし、追加支援を検討する計画だという。最近、TSMCの日本半導体工場拡張は、中国の半導体シェア拡大に対抗して米国が主導する「チップ4(日本、米国、台湾、韓国)同盟」の流れともかみ合うものだ(中央日報)・・>>




 

<<・・魏聖洛 国家安保室長は4日、「米国との関税交渉が崩れることになった余波が、原子力推進潜水​​艦、濃縮・再処理など安全保障分野の後続の議論にも影響を及ぼしている」とし「(米国側安全保障交渉チームが)今頃は韓国に来て協議をしているはずだった」と、ドナルド・トランプ大統領の25%関税引き上げ発表以後、その影響が安保分野にも届いており、米国側との後続交渉にブレーキがかかっているという意味だ。室長はこの日、大統領府・・・・で行われた京郷新聞とのインタビューで、「李在明政権に入って日米中ともに関係構造を安定的に組むことができた。それには、関税交渉と安保交渉妥結という2つがあったが、関税のほうが揺れてしまっていまこのありさまになった」とした・・

・・室長は(※去年12月)「私が米国に行てきた頃までは、(米国内の)流れも問題なく、早く進めようとしていた」とし「それ以降、流れが変わり、今は、後続交渉まで揺れていて、米国側に問題を提起している」とした・・・・室長は対北朝鮮政策主導権をめぐって、政府内で異見を見せている、いわゆる「自走派・同盟派の対立」(※自主国防推進派と米韓同盟優先派)については「NSC(国家安全保障会議)で熱い討論をしていて、Tit-For-Tat(売り言葉に買い言葉)もあった。そこまでしなければならないことをしたわけだが、履行されなかったこともある」とし「NSCでの話し合いが重要であり、履行が重要だ」と話した。

韓国が加入を推進中の包括的・漸進的環太平洋経済同伴者協定(CPTPP)と関連して、「どんな政策でもコスト(費用)があり、派生問題がある」とし「派生する水産物、農産物、畜産物など問題に対処案を作らなければならない」と話した。ただ彼は「今日、明日のこととは言わないが、方向性はCPTPPに加入することになっている」と話した(京郷新聞)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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