さて、昨日の衆議院選挙に関する記事が韓国でもいろいろと出ていますが・・どれも「なんてこったい」なものが基本パターンです。中には、例のトランプ関税(25%)に関するものも多く、このままだと日本に対米投資を先取りされるという内容の記事もあります。似たような趣旨のものが複数ありますが、ソース記事はニューデイリー経済(ネットメディアニューデイリーの経済部門)、9日のものです。トランプ大統領がまたお祝いのメッセージを出したそうですし(国民日報、9日)、選挙前にも同じことがありましたし・・なにより、3月に高市首相が訪米するということになっていて、国賓という話もある、いろいろで、「おいしいものが残らなくなってしまう」と思ったのでしょう。
確か、米国側が相手国に投資先を提案し、首脳を含めて両方が納得できてれば投資を行う・・というプロセスだったはずです。日本が先に投資を行っても、別に韓国の分がなくなるわけではないと思いますが(笑)。前から書いてきましたが、私はトランプ関税の「やり方」には賛成していません。でも、合意したからには、どちらかというと、「ちゃんと履行する」という信頼の問題ではないでしょうか。去年の夏に合意できたという話を書いていたのに、雪が降っている季節にまた「交渉を急がなければ」という話が出てくること自体、不思議なものですから。ちなみに、記事によると、2月中に日本は初めての対米投資プロジェクトを発表する、となっています。個人的に、AIとかエネルギーとかレアアースとか先端技術とか造船とか、そんな分野で両国が協力して問題になることは無いのでは、と思っています。特にレアアース関連で、両国ともにウィンウィンする話が進むといいですね。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・ドナルド・トランプ米大統領が8日(現地時間)、日本の衆議院選挙で最多議席数を確保し大勝を収めた高市早苗首相に向けて「圧倒的な大勝を収めたことを祝う」と明らかにした。トランプ大統領は異例的に選挙直前の高市首相への支持意思を明らかにしたが、この日も「保守的議題の推進」を強調して足並みを揃えた。トランプのこの日、トゥルースソーシャルに「今日行われた非常に重要な投票で、圧倒的な大勝を収めた高市首相と彼女の連立政権(Coalition)に心からお祝いを送る」とし「彼女は非常に尊敬されて非常に人気のある指導者だ。選挙を行なうことにした大胆で賢明な決定は大成功だった」・・・・「彼女の政党はもう国会を掌握し、3分の2超過議席を確保した、スーパー多数党になった」とし「あなたとあなたの連立政権を支持することになったのは私に大きな栄光だった。力による平和という保守的議題の推進において偉大な成功を収めることを祈る」とし・・・・、トランプはまた「情熱的に投票に参加した偉大な日本国民は、いつも私の強力な支持を受けるだろう」と話した(国民日報)・・>>
<<・・8日に行われた日本の総選挙で、高市早苗首相が率いる執権自民党が圧勝を収め、第一号対米投資プロジェクト発表も近いという見通しが出ている・・・・今月中1号プロジェクト対象を発表する案を構想中だと伝えられた。一方、韓国は対米投資特別法の処理遅延を理由に、米国が関税25%の引き上げの手続きに着手し、日本との関税戦争で遅れを取っている形だ。日本にエネルギー、AI(人工知能)、核心鉱物など米国の戦略産業投資機会を先取りされる可能性があるという懸念が出ている・・
・・安定的な執権基盤を確保した高市首相の対米外交通商政策にも速度がつくという評価が出ている・・・・近いうちに1号対米投資プロジェクトを発表するという構想だ。共同通信は5日、日本が昨年米国と貿易交渉を妥結し、約束した対米投資1号プロジェクトを今月中に発表する案が検討されており、米国内の人工ダイヤモンド生産が有力だと報道した。人工ダイヤモンドは切削や研磨など産業用に使用されるが、中国が世界生産量の圧倒的な部分を占めている。昨年の輸出管理対象に含め、サプライチェーンの懸念が高まった。米国と日本が昨年10月に公開した「ファクトシート」には、この分野の投資に関心がある企業で、人工ダイヤモンド大企業であり、米国と英国に拠点を置いた「エレメントシックス」が言及された。事業規模は5億ドルで、日本企業が製品購入者にもなる。
両国政府はソフトバンクグループのデータセンター関連電力プロジェクトなども同時に発表する可能性もあると伝えられた。先にファクトシートで日本企業が関心を見せた米国事業は、エネルギー、AI用電力開発、AIインフラ強化、核心鉱物の4つだ。当該分野の投資で日本が韓国より有利な条件を先取りすることもできるのだ。日本が対米投資に速度を出しているが、韓国は立法問題で話が進まないでいる。金正官 産業通商部長官、呂翰九 産業部通商交渉本部長、趙顕 外交部長官などが最近、米国を訪問して関税交渉を行ったが、いずれも手ぶらで帰国した。米国は韓国が約束した3500億ドルの対米投資を履行していないとし、相互関税と自動車関税を15%から25%に再引き上げるとした後、官報掲載のための実務手続きを踏んでいる。ある政治関係者は、「もし日本が先に対米投資を先取りする場合、韓国に対する米国の投資圧迫がさらに激しくなるだろう」とし「確信となる事業も日本に渡さなければならないかもしれない」と話した(ニューデイリー経済)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。