衆議院選挙からしばらく経ちましたが、まだまだ「普通の国家~」というニュースが結構出ています。関連ニュースとして、高市首相のもとで日本が一つに団結しようとしているという「危機感」記事(中央日報、13日)と、中道改革連号関連の記事(YTN、14日)を選んでみました。前者の場合は、「サナエノミクスは、国家債務を膨らませるだけの短期浮揚策ではなく、産業構造を改造する試みだ」とするなど、他の記事よりは別の側面を強調しています。しかし、そんな内容よりも、引用部分の最後にある「もう日本から学ぶべきものなど無いと思っていた」という部分が、韓国の日本観の本質を表していると言えるでしょう(記事を書いた人がそう思っているのか、単に風潮を皮肉っただけなのかは分かりませんが)。
なにかあればすぐベンチマークすべきだと騒ぐし、韓国関連のものが日本で人気になると大喜びで記事が溢れるし、日本旅行しないと仲間外れにされる(会話に参加できない)とか言われているのに、またこんなときには「学ぶものがない」とかなんとか。便利なものだな、と思いました。ここでいう便利とは「勝手」なだけですけど。また、中道改革連合の場合、韓国メディア(これ、日本メディアもですが)はかなりの期待感を示していました。しかし、結果は大敗。それから記事のニュアンスが変わって、「~だからそうなる」というふうに、一気に手のひらがゲッタードリルになりました。今回の記事に書かれている内容も別に間違っているというわけではありませんが、そもそも主張そのものが、人気が無い(心に響かない)こと。今回の選挙結果は、それがもっとも大きな理由ではないでしょうか。
ソース記事では「政党の存立そのものがあやうくなっている」としていますが、どちらかというと公明党(の部分)よりは立憲民主党(の部分)の存立が危うくなっったのではないでしょうか。もし、今からでもまたゲッターオフして別々の政党になるとしても、公明党は生き残るかもしれませんが、立憲民主党はそれが出来るのかどうか。知りませんけど。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・「サナエノミックス」と呼ばれる高市首相の政策は、アベノミックスの延長線に立っている。しかし、決定的な違いがある。いままでは財政支出が景気浮揚のための土木・インフラ中心だったとすれば、今回は戦略産業中心の国家主導投資がメインになっている。日本政府は半導体、人工知能(AI)、量子技術、次世代バッテリー、防衛産業融合など17の戦略分野を選定し、大規模な財政投入を予告した。これは国家債務を膨らませるだけの短期浮揚策ではなく、産業構造を改造する試みだ。韓国と台湾、中国に奪われたり追い越された半導体・バッテリー・防衛産業など高付加価値分野の産業競争力を高めるという計算だ。「中国製造2025」と「米国を再び偉大に(MAGA)」の日本版、先端産業戦略が本格稼働するわけだ。自民党は今回の総選挙で衆議院465席のうち3分の2を超える議席を占めた。長期執権の道を開いただけでなく、参議院が法案が通らなくても再議決が可能なとんでもない権力となった。高市首相はこれを基に果敢な財政投資に乗り出す。17の先端産業を全国に配分し、地域別クラスターを育成する。
東京中心から脱皮し、日本列島全体に活力を吹き込むという戦略だ。安全保障面でも変化も避けられないようだ。米国が同盟国の防衛負担拡大を要求する基調に合わせて、日本は安保法制整備と防衛力増強に速度を出している。韓国の立場では、日本と協力しなければならないが、軍事と産業の両方に使われる半導体・朝鮮・防衛産業分野で競争が避けられず、軍事的緊張が高まる可能性もある。 「強い日本」のもう一つの顔だ。結局のところ、質問は私たちに返ってくる。日本が強力なリーダーシップに出会い、国民が一つになって強い日本を作れば、韓国は何をすべきかという問いに、私たちは答えなければならない。
韓国は今、成長鈍化と産業競争力の弱化の懸念の中で、政策一貫性を維持することさえ容易ではない環境に置かれている。国際通貨基金(IMF)の見通しによれば、2020年に世界9位まで上がった韓国の経済順位は、引き続き下がり、今年15位になると推定されている。やがて日本は復活するのに韓国は沈滞の泥沼にさらに陥る形国になるのではないか。これまで、学ぶことなどないと言っていた日本が目覚める可能性が大きくなっている。高市首相の政策をよく見守りながら、韓国もまた緊張する時が来たのだ(中央日報)・・>>
<<・・日本衆議院選挙で第1野党である中道改革連合は、100議席席以上を失い、大敗しました。選挙を直前にして、方向性の異なる2つの政党が手を握って執権自民党に挑戦したものの、支持層にそっぽ向かれ、大物政治家たちさえも相次いで落選しました・・・・執権与党だった頃、民主党が308席から57席に下がってて以来、2番目のことです。【野田佳彦 中道改革連合共同代表「世論に巻き込まれてしまいました。それが与党の戦略の一つだったら、その戦略に騙されてしまったわけです」】。最多記録の20選に挑戦した小沢一郎を含め、有力政治家たちも次々と落ちました。中国との葛藤が激化し、高市首相に集まった支持構図が、短かった選挙日程を通して続きました。
新党は消費税減税のような生活密着型公約を前に立てましたが、自民党も同様の立場をとりながら選挙争点にもなりませんでした。エネルギーと安全保障政策などで方向性の異なる2つの政党の合党に、既存の支持者たちは乗ってくれませんでした・・・・時代を読み誤った選挙用の政党に、有権者たちは力を貸してくれないという教訓だけが得られた日本の第一野党は、指導部交代で収拾に乗り出したものの、党の未来自体が危ういという評価です(YTN)・・>> ※投稿のときに告知を書き忘れてしまいましたが、今日の更新はこれだけです。次の更新は明日(15日)の11時頃になります。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。