韓国野党「高市首相をベンチマークしよう」「FAXがないと書類がまとまらない日本でSNS1億ビュー」

韓国の野党「国民の力」の議員が、圧勝した自民党、高市首相をベンチマークすると公言しました。言っていること自体は・・別に分析の一つと思えばそれだけですが、中には「ハンコとFAXが無いと書類の整理ができない日本で、高市首相の動画は1億ビューを超えた」など、「そんな装備(認識)で大丈夫か」な気もします。デジタルタイムズ(14日)です。ちなみに、いま政党支持率は、共に民主党(与党)が44%、国民の力が22%です。もちろん、時期や調査会社によって変動しますが。野党からすると「保守だもん」ということで高市自民をベンチマークすると言っているのかもしれませんが、いろいろ「合わない」部分ばかりです。

まず、今回の自民の圧勝は、高市早苗というリーダーがいたからです。エンディングを知っているので比較対象にしたくありませんが、韓国の保守政党で高市首相みたいな役割をした人がいたなら、朴槿恵元大統領でしょう。金大中政権から盧武鉉政権が続き、その後にやっと政権交代になって李明博政権になりましたが、大統領と保守の人気はすぐにスーパー右肩下がりで、次はまた政権交代になると言われていました。そのとき、保守政党(何度も党名を変えていますが今の国民の力です)の代表として、リーダーシップを発揮、選挙で連戦連勝していたのが朴槿恵氏です。選挙の女王とまで言われていました。実際、その次の大統領選挙でも彼女が勝ちました。その結果は、あまりにもむごいものでしたが、「リーダーシップで選挙に勝つ」があったのは事実です。




いまは、野党ではなく、与党がそういう立ち位置です。李在明大統領の支持率がまだまだ60%超えているので、リーダーのおかげで勝つとなると、与党「共に民主党」の作戦としては成立するかもしれませんが・・「国民の力」がそんな作戦できるのか、というと・・そうではありません。現状では、ですが。また、記事本文には若い人たちの人気が~という話も多いですが、前にも書いたことがありますが、いま韓国の若い年齢代の人たちは、左右支持がはっきりしなくなり、どちらかというと左側支持が多いのが現状です。日本とは逆の方向性になっている、とも言えるでしょう。

こんな中、高市自民の勝利をベンチマークしてなにか効果があるのか・・単に圧勝したからその結果だけ見てベンチマークと言っているだけではないのか、そんな気もします。ちなみにこの話をした張誠珉 議員は、尹錫悦政権で「将来戦略計画担当官」という参謀役でした。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・「自由民主党改憲発議線確保」高市早苗 日本首相の衆議院選挙で圧勝した秘訣を、国民の力が徹底的に分析し、ベンチマーキングすべきとの主張が党内から出た。米中覇権葛藤の中で明確な路線、安保・民生の不安な民心を反映した代案提示、政治的瞬発力が「攻勢的中道拡張(※中道層の支持を得た)」を導くことができたのだ。金大中派で尹錫悦政権の初期に参謀を務めた張誠珉 国民の力前議員は14日、SNSを通じて「8日、日本衆議院総選挙で高市首相が率いた執権自由民主党が圧倒的勝利を収めた核心要因を明らかにする必要がある」とした。




9日にも、彼は日本自民党の圧勝要因を「中国の浮上」、「トランプ大統領の登場」、「日本人の国際情勢不安をおさえる心理」、「強い日本」復活、「高市の民心のための行いは、新しい政治地形を開拓し、既存野党のものだった地域まで大胆に掘り下げた」と評価していた・・

・・結果的に、中道層の支持を確保できたことについて、「私たちの政党も、今回の日本の選挙を綿密に観察する必要がある」とした。この日も張誠珉 前議員は高市内閣に対して、「デジタル中心の選挙戦略への大転換」、「女性リーダーシップの象徴性・柔軟性」、「経済・生活の負担を緩和するための公約を提示」、「ストロング・ジャパン」たる安保・対外戦略、などから、彼は勝利の要因を見つけた。彼は「高市は政党の選挙が、旧時代的な組織・人脈管理と、裏資金などの選挙資金で維持されるのではなく、いつでもどこでも大衆と簡単にコミュニケーションできるSNSとデジタルネットワークの役割が絶対的な影響力を行使するということを、いち早く体得した」とし「まだFAX・ハンコなしでは書類のまとめすらできない日本で、1億6千万ビューの爆発的接続率を達成した」と指摘した・・

・・続いて「高市首相は、あっという間にデジタル政治の先頭走者として登場した。特に、若い層は、NHK(日本公営放送)よりSNSで真実を得ると信じていた」とし「米国で政党組織の枠組みを破り、SNSを通じてデジタル政治革命を起こしたトランプ大統領を相当部分ベンチマーキングしたのではないかと思われる。それこそ、政党全体のイメージを引き上げた、新しい風だった」と話した(デジタルタイムズ)・・>>




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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