複数の在韓米軍戦闘機、韓国政府に知らせず中国防空識別圏に入り中国戦闘機と対峙

まず、尹錫悦前大統領が無期懲役となりました。もはや大して書くこともありませんが、一言するなら、「またか」です。まだ裁判が残っていますので最終的にどうなるかは分かりませんが・・個人的には、いまでも「違憲ではあったが、内乱ではないのでは」と思っています。さて、最終的にはどうなるのでしょうか。で、それはそうとして(他にあまり書くこともありません)、本題に入ります。そういえば最近はこの単語をあまり書いていませんが・・「在韓米軍の現代化」というのがあります。詳しくは在韓米軍の役割拡大のことで、北朝鮮だけでなく、台湾問題、インド太平洋での問題に対応するためにもちゃんと動いてもらうという意味です。韓国からすると、在韓米軍は「対北朝鮮」のためだけのもの、いわば専守防衛のためのものだということになっています。

これ、実は条約や協定などでそうなっているわけではなく、「そういう認識」になっていました。韓国側の主張だと「米国側も黙認してきた」とされています。ただ、米国側からは「もうそれではだめだ」という主張が相次いでいます。その「役割拡大」を、韓国メディアはなぜか「現代化」などと書いています。いうまでもなく、李在明政権は「実用」を主張しながら、この問題に対応していません。そんな中、黄海(韓国では西海とも言います)上空で、訓練中の在韓米軍の戦闘機が、中国の戦闘機と対峙する事態が発生しました。ここで気になるのは、その訓練について、韓国政府に何の事前通知も無かったという点です。ソース記事のMBCによると、今回の在韓米軍の訓練では、在韓米軍の戦闘機が韓国と中国の防空識別圏(領空への接近を早期に探知・識別するために領空の外側に各国が設定する空域)の中間地点まで入った、とのことですが・・




防空識別圏は領空ではないものの、普通なら、訓練(飛行)の前に韓国政府だけでなく中国側にも、事前に知らせるものだそうです。でも、今回は中国政府はもちろん韓国政府にも、事前に通知していない、と。明らかに「わざと」中国側の反応を見るためのもの・・だったと思われますが、韓国政府にも知らせなかったというのが、どういう意味なのか。興味深いところです。中国に対する行動だったというより、韓国政府に対する行動だったのではないか・・そういう気もしますが、考えすぎでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・在韓米軍と中国の戦闘機が、昨日(※記事は19日のもの、引用部分内の「西海」は黄海のことです)、西海上で対峙したことが確認されました。在韓米軍が、韓国と中国の防空識別区域(※防空識別圏)の中間地点まで進入する空中訓練に乗り出し、中国も対応に乗り出したわけですが、在韓米軍側は、韓国軍当局に訓練計画を事前に知らせていないことが把握されました・・・・昨日、複数の在韓米軍戦闘機が、オサン基地を離陸して西海に出撃しました。韓国と中国の防空識別区域の中間地点まで進入し、哨戒活動を行ったものだと確認されました。米軍戦闘機が近づくと、中国も、即、戦闘機を対応出撃させ、両側が西海上で対峙する状況まで展開されたことが把握されました。軍事的衝突にはつながりませんでした。




防空識別区域は、相手を早期に識別するために設定した任意のラインで、領空とは異なりますが、防空識別区域の近接の際には、飛行計画などを事前に通知するのが国際的な慣行です。在韓米軍の空軍戦力が大挙西海に進入したのはごく異例的なことなのに、米軍側は今回の訓練に先立ち、中国はもちろん韓国側にも訓練内容や目的などを知らせていないことがわかりました。複数の軍の情報筋は、MBCに対し、「中国に関連したものだと解釈するしかない、対中国牽制のためのものだとしか見えない」と伝えました。

米国側はこれまで、南北を逆にした東アジア地図を在韓米軍の教育に使用するなど、いわゆる「戦略的柔軟性」を強調してきました(※地図の北を南にすると、日本、中国、台湾、韓国の位置関係などがわかりやすいという趣旨で、地図を上下逆にしています。韓国ではこれを「在韓米軍が対中国のために動こうとしている」とし、結構大きく報じました)。【エルブリッジ・コルビー アメリカ戦争省次官(先月26日)「私たちは中国の持続的な軍事現代化と増強、域内・外軍事活動の拡大について、もっとはっきりと認識しなければなりません」】・・

・・北朝鮮を越えて、中国牽制で在韓米軍を本格活用しようとするのではないか、という解釈が出てくる中、軍当局は状況を把握した後、すぐに複数のチャンネルを稼動して、在韓米軍に訓練中断を要求したということです。在韓米軍側は、西海で行ったこの訓練の理由などを問うMBCの質問に、具体的な返事をしていません(MBC)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください

   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。