この件、まさか3部作(?)になるとは思っても見ませんでしたが・・次々とニュースが出ていて、中には「米国側に真正性のある感謝を」という記事まで出ています(朝鮮日報、24日)。この「お詫び」の件、なんと韓国国防部のスポークスマンが「在韓米軍司令官が詫びたという)該当報道の一定部分は事実だ」と話していた、とのことでして。文化日報(25日)などが報じています。単に新聞記事の内容ではなく、政府(国防部)スポークスマンが自らそう言った(認めた)ことになります。それを聞いた在韓米軍が、夜に資料を出して「詫びを入れる理由はない」としたわけです。
メディアの問題にとどまらず、明らかに政府と在韓米軍の間の問題になっている、と言ってもいいでしょう。また、同記事によると、韓国政府が結構前から主張してきた「自由の盾」米韓共同演習の野外機動訓練の調整(規模縮小)に対して、米軍側は応じなかった、とも。引用していない各記事などは共通して、「米韓同盟に亀裂が入っているのではないか」と書いています。あと、「感謝」記事も引用しますが・・多分、李在明政権に「できないだろう」という趣旨で書いたかもしれませんが・・なんか、「感謝」の本来の意味とは違う気がします。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・米韓同盟が最近、あちこちで破裂音を出している。非武装地帯(DMZ)出入の権限と9・19南北軍事合意の一部復元(※飛行禁止区域設定など)、米韓連合練習の範囲・規模などをめぐって米韓の間で異見を見せている中・・・・同盟の亀裂や安保態勢の弱化の懸念が高まっている。在韓米軍は24日夜遅くに立場表明を通じてジェイビー・ブランソン在韓米軍司令官が韓国軍当局に詫びを入れたという言論報道に言及しながら「私たちは、安保態勢維持を置いて詫びたりしない(We don’t make apologies)」と明らかにした。韓国国防部スポークスマンがこの日、ブランソン司令官が詫びたかどうかについて「一定部分該当報道内容が事実であると聞いている」と明らかにしたが、在韓米軍はそんな事実はないと反論したわけだ・・
・・韓米の意見差は今回が初めてではない。今年初め、与党が国連軍司令部の承認なしにDMZを出入りできるようにする「DMZ法」を推進すると、国連司令部が「停戦協定に対する正面衝突」と公開反発した。また、李在明政府が先制的に推進中の9・19南北軍事合意の復元の核心である軍事境界線(MDL)一帯の飛行禁止区域の再設定についても、在韓米軍は「偵察が制限される」を理由に応じないでいる。外交部の高位関係者も前日(24日)記者懇談会で「飛行禁止区域の設定について米国がまだ同意していないため、引き続き協議中」と明らかにした。3月に予定された米韓連合練習「自由の盾(FS)」期間、野外実機動訓練(FTX)実施の可否をめぐっても韓米は異見を露出している。我々側が提案したFS期間、FTXをしない、または最小化するという提案は、在韓米軍側が受け入れていないことが分かった(文化日報)・・>>
<<・・トランプ1期の時、彼のカウンターパートは文在寅元大統領だった。多くの証言のように、二人の関係はあまり良くなかった。トランプは安倍晋三元日本首相が生きていたとき、重要な朝鮮半島問題を安倍と相談した。彼に文大統領に対する不満を言ったりもした・・・・李在明大統領が登場したが、両首脳はまだ二度しか会えていないし、両国首脳間の信頼が十分に積まれたと言うのは難しい。昨年、慶州APEC当時、トランプが国賓に訪韓したとき、記者団に「首脳会談」という表現すら使わなかったのは、微妙な気流を示唆するものだった。このような状態で最近は「25%関税」問題に続き、米韓連合訓練をめぐる異見が突出している。通商、安全保障問題でも亀裂が大きくなる形だ。両国の指導者間の信頼不足の状況によるこのような流れは、単発性摩擦を超えて構造的紛争につながる可能性がある。高市日本首相が衆議院選挙で圧勝し、日米同盟の結束を誇示しているのとは比較されることだ・・
・・李在明大統領がトランプとの関係強化するには、イベントを活用する必要がある。朝鮮戦争当時の米国の支援で国家存立の危機を越えたことを喚起し、米国建国250周年を真正性をもって祝うと、思わぬ突破口が開かれるかもしれない。さらに今年は米国平和奉仕団(Peace Corps)の韓国派遣60周年になる年だ・・・・米国建国250周年と平和奉仕団韓国派遣60周年を結んで意味のある行事を持って、関係者を招待するのはどうだろうか。「感謝する韓国」のイメージを米の朝野に拡散させると、円満な関係を持つのに役立つ。アメリカを感動させるこのような試みは、通商と安全保障をめぐる問題を超える良い資産になることができるだろう(朝鮮日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。