韓国専門家「在韓米軍を制御しよう。韓国には多くのカードがある」

ええっと・・またこの件です(震え声)。なんか、久しぶりに保守メディアが元気だな・・な気がします。ちょうど、金正恩委員長が「米国とならなんとかなるかもだけど、韓国とは会わない」というふうに話したこともあり、朝鮮日報、ペンアンドマイク(25日)など保守系のメディアが「米韓同盟がうわあぁぁ」な記事を連続で出しています。中には、なぜか日本関連の話をするところもあってw、特に日米韓共同の予定だった空中演習が、日米「だけ」のものに変更になったことで、「これは、日本の方をもっと信じているという確実な信号である」という専門家の見解なども載っています。いままでもそうだったはずでは・・な気もしますが。逆にプレシアン(26日、寄稿メインのサイト)などでは、米国側のスタンスを問題視する意見も載っています。以下、いろいろ、該当部分だけ<<~>>で引用してみます。

<<・・最近、黄海上で、米国と日本が韓国を抜いて大規模空中連合訓練を実施した。この過程で米国は日本とはリアルタイムで情報を共有したが、韓国には関連内容の通知が遅延した。このような同盟国間の情報格差が発生し、米韓安保共助体系の亀裂に対する懸念が深まっている。ヤンイルグク博士(※かなり右側にいる人で、国際政治学博士)は、米軍が黄海上で訓練をする過程を、大韓民国がリアルタイムで見守ることができなかったことを指摘した。彼は「米国が情報を知らせていない可能性が高く、韓米連合軍の防空網システムである『リンク16』に、米軍戦闘機の移動経路を浮かべてくれな​​かったのだろう」と強調した。続いて「米国が大韓民国を信頼できるパートナーと見ていないため、情報をすぐに共有せずにスキップするオーバーライド現象が発生している」と述べた。




米国が韓国のセキュリティ体系を信頼せず、情報を遮断したという分析が提起されている。ヤン博士は「米軍戦闘機の機動戦術情報が韓国を通じて中国や北朝鮮に提供されるかもしれないという疑いがあるからだろう」とした。彼は、米国には、韓国の防空網に全く捕まえられない状態で戦闘機を朝鮮半島上空に展開できるオプションがあることを明らかにした。一方、日本は日米同盟の精神の下であらゆる状況を共有し、戦略的優位を占めた。ヤン博士は「東アジアで韓国よりは日本をもっと信じるという明示的なシグナルを送ったのだ」と分析した。また「戦闘機が黄海や日本海で訓練をするのは、台湾有事に備えた訓練であり、日本は事実上、正常国家化を完了したものだ」と説明した(ペンアンドマイク)・・>>

 

<<・・(※韓国が米国に要求すべきこととして)第一に、高リスク活動に対する「事前協議」を、単に応じない権利ではなく、リスク調整手続きとして設計しなければならない。黄海・東シナ海連動訓練での地域近接飛行、戦略資産展開のように域内紛争を刺激するかもしれない活動は、少なくとも事前リスク評価-協議-調整の標準手続きで一つに縛らなければならない。核心は「しないで」ではなく、「その活動が韓国のリスクになるなら、調整と費用分担なしに一方的に押し付けることはできない」という原則だ。第二に、「戦略的柔軟性」の安全装置は、宣言ではなく実行規定でなければならない。

 




「韓国民の意志に反して域内紛争に関与しない」という言葉が生きていくためには、どのレベルの作戦が関与とみなされるのか、どのような場合に韓国政府の同意が必要か、違反時にどのような措置が可能かまで、運営指針とSOP(※Standard Operating Procedure、標準作業手順書)で具体化されなければならない。そうでなければ同盟は「連動の慣性」に持っていかれる。

第三に、「共同リスク評価」は、共同計画ではなく、関与を遮断する装置として釘付けなければならない。共同という言葉が、自動的に連動される通路にならないように、範囲を明確に制限しなければならない。目標は戦区への寄与ではなく、朝鮮半島の防御任務を確実にすること、偶発的な拡張の防止、領土・領海・領空の危険を最小化することでなければならない。情報共有と危機管理協力は行うが、域外紛争に対する軍事介入は、別途の政治決定という原則を明確にしなければならない。第四に、最も現実的な質問は、「それらのルールを守らないと、(※米国は)何を失うのか」をはっきりするためのレバレッジを準備しなければならない。韓国が持つカードは、思ったより多い。

基地アプローチと使用条件、訓練便宜の提供、軍需・整備・インフラ支援、防衛費分担交渉、国内政治的な正当性は、いずれも交渉力である。一方的な行動が繰り返されるほど、これらのカードの「価格」が上がるということを、明確にしなければならない。言い換えれば、制御は宣言ではなく決済可能な取引にするべきなのだ(プレシアン、北朝鮮大学院教授)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。