韓国メディアが報じる日本のiPS細胞技術、そして黄禹錫元教授 関連記事

日本では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)がいよいよ実用化の段階に入りました。でも、やはりこの話になると気になるのが、あの黄禹錫 元教授に関する話です。なんか、いまでも政府省庁では黄元教授の件を気にしていて、幹細胞に関する研究そのものを押さえている、という話まであります。本当にそうなのか、単に技術が無いのかはわかりませんが。そこで、ちょっと調べてみたら、韓国日報が去年11月に特集シリーズ記事を載せていたことがわかりました。全て紹介する必要はないでしょうけど、当時の韓国社会の雰囲気を振り返ってみるにはちょうど良いと思って、普通に日本のiPS細胞関連情報を紹介する記事(電子新聞、9日)と、韓国日報のシリーズ記事の最初のもの(2025年11月27日)を取り上げてみます。以下、<<~>>が引用部分になります。

<<・・日本政府が世界で初めて誘導万能幹細胞(iPSC)を活用した治療剤を公式承認した。心臓病やパーキンソン病の治療を目的に開発されたこれらの製品は、早ければ今夏から現地の患者に提供される見込みだ。9日、韓国バイオ協会バイオ経済研究センター報告書によると、日本厚生労働省は6日、大阪大学設立ベンチャーの重症心不全治療剤「リハート(ReHeart)」と住友ファーマ(Sumitomo Pharma)のパーキンソン病治療剤「アムシェプリ(Amchepry)」を販売する。これはiPS細胞に由来する世界初の治療薬だ。パーキンソン病治療剤であるアムシェプリは、ボランティアの血液細胞を採取してiPS細胞に再プログラミングした後、ドーパミン産生前駆細胞に誘導して患者の脳に移植する方式で治療がなされる。




重症心不全治療剤であるリハートもまた、ボランティア由来iPS細胞を心筋細胞に分化させ、最大1億個の細胞で構成されたコイン状の断片で培養した後、虚血性心筋症患者の心臓に移植して心血管回復を促進する。今回の承認は、再生医療製品を迅速に患者に届けるために用意された条件付きおよび時間制限承認システムを介して行われた。既存の臨床試験より少ない数の患者データを活用する制度で、実際のリハートは8人、アムシェプリは7人を対象とした試験結果に基づいて条件付承認を受けた。開発会社は販売開始後7年間、治療結果をさらに研究し、効能を再評価して「正式承認」を受けなければならない(電子新聞)・・>>

 

<<・・黄禹錫は、韓国人が願望していた「世界主流」の象徴だった。幹細胞が巨大な国益を創出するという希望は、操作された夢に近かったが、それは幸せな夢だった。人物像だけ見ても、英雄になる資質があった。まず、貧しい農家の息子として生まれ、農民のために獣医隊に進学した人生ストーリーが魅力資産だった。彼はこのストーリーをよく利用した・・(※韓国社会で受けが良い「弱者のサクセスストーリー」的な内容について書きながら)・・1999年、韓国初の体細胞複製牛「ヨロン」を誕生させた時、黄禹錫は「すべての成果を農民たちに回す」とした。(※ソース記事を書いた記者が)科学記者だった時代、新聞社部長、黄禹錫と一緒に食事をしていたときの話だ。私がご飯を残すと、黄禹錫は私のご飯を持っていきながら「私が貧農の子として生まれたため、ご飯を残すことなど黙って見ていられない」と話した。




私は彼からご飯を返してもらい、ご飯を残さず食べた。こんな話もあった。「恩師は、私をソウル大教授をさせようとしたが、人脈がよくなかったので、私は任用されなかった。だから日本北海道大で研究員生活をした。むしろ大切な経験だった」と、苦難を経験してそれを乗り越えて、ただ勤勉誠実さで大きくなれたという、とても美しい英雄談を書いていたのだ。彼は、自己広報に優れていた。もちろん、各マスコミが合作したものだった。科学者として黄禹錫の名前が有名になったのは、世界初の体細胞複製羊ドリーが誕生してから3年後に、同じ方法で牛を複製したという成果のためだった。白頭山の虎を複製、BSE耐性牛、マンモス復活など、大衆と記者が強く反応しそうな内容を、相次いで知らせてくれた。彼は、「謙虚に誇示する」、自分の価値を高める方法を知っていた。

彼が科学技術部長官に任命されるという噂が広がったときを振り返ってみてもそうだ。彼にその話を聞いたとき、彼は「科技部が私を強く望んでいる」と話した。 「幹細胞研究が真っ最中なので、長官になることはできないだろう」という回答を予想していただけに、私は驚いた。「米国の研究機関で1兆ウォンの研究費を提案された」という話を流して、それが記事になったりもした。確認してみると、「そんなこと言ったことありません」ということだった。その度、彼は 「極秘だからね。これは絶対に(記事として)書いてはいけない」と話したりして、それも話題になっていた(韓国日報)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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