あくまで私が読んだ記事、情報などに限ってのことですが、一つ前のエントリーで紹介した、日米の原油共同備蓄の件、かなり注目されているようです。どうやら証券市場はかなり肯定的に受け止めているようですし、決してすべてが良いだけではない(原油の質などに関する指摘もあります)ものの、「いま出来ることを探る」という側面でも評価できるのではないでしょうか。韓国でも一部メディアが報じていますが、どちらかというと、この件「だけ」というよりは、日米首脳会談が注目されています。軍艦派遣のことを取り消したことが、さて、吉になるのかどうか。注目したいところです。ニュース1(18日)が、現状の情報をまとめた記事を載せたので、そちらを取り上げて見たいと思います。
韓国メディアがまとめたとなると、なにか色んな意味で奇想天外なものを期待してしまいますが、残念ながら(?)、そんな記事ではありません。また、気になる情報として、イランがホルムズ海峡を通過する条件として、「人民元で決済した原油を積んだタンカー船は通す」を掲げているいる、とのことでして。これで中国の支援を増やす目的があるかも、とのことです。こちらは文化日報(18日)です。イラン事態の最初から、イランと中国の関係に注目する見解が出ていました。イランだけでなく、結局は中国に対してダメージになるだろう、と。そういう話が、ハズレではなかったという一つの証拠かもしれません。合わせて引用してみます。以下、<<~>>が引用部分です。
<<・・ドナルド・トランプ米大統領と高市早苗 日本首相が、19日(現地時間)ワシントンDCホワイトハウスで会談を行う。今回の会談では、日本はアラスカ産原油調達の意向とともに、米国の次世代ミサイル防衛構想である「ゴールデン・ドーム」に対する協力意思を伝達するという計画だ・・・・トランプ大統領がホルムズ海峡に軍艦を派遣してほしいと友国に要請した後、主要国の指導者としては初めてトランプ大統領と対面することになる・・・・今回の会談で両首脳はイラン事態への対応、関税合意による対米投資など経済協力案、核心鉱物サプライチェーン強化など幅広い分野での議論を展開するとみられる。特にホルムズ海峡が、事実上、封鎖され、中東からの原油需給に困難を経験している状況で、調達先の多様化のためにもアラスカ原油増産に協力し、アラスカ産原油を調達して共同備蓄するという意思を伝達するという方針だ。
これは、昨年両国政府が合意した5500億ドル規模の対米投資計画の一環だ。第一次投資では、大規模ガス火力発電所と人工ダイヤモンド工場建設計画など3つのプロジェクトが選定された。現在は第二次投資の選定作業が進行中だ・・・・昨年基準で、日本は原油輸入量約94%を中東に依存している。NHKは「アラスカから日本へ(原油を)輸送する場合、約12日がかかり、中東に比べ約10日短く、ホルムズ海峡のような輸送リスクも少ないという利点がある」と報じた。また、トランプ大統領が昨年5月に発表した「ゴールデン・ドーム」構想に協力するという意思を伝える方向で、調整に入ったという。米国本土防衛のために宇宙空間にミサイル検知・迎撃手段を配置する計画だ。
また、両国は中国の希土類など核心鉱物輸出制御措置が続く状況で採掘・加工プロジェクトに対する資金支援、埋蔵可能地域情報共有、中国依存脱皮のための最低価格制度導入検討などを議論する予定だ。日本企業の米国内希土類・リチウム開発プロジェクトに参加も確認する。これはトランプ大統領がホルムズ海峡への派兵について圧力をかけている中で、米国に利益となる協力案を提示することで、派兵を回避しようとする意図が込められたものと解釈される。先に高市首相はイラン情勢と関連して、米国の攻撃に対する法的評価を首脳会談で論じるつもりはなく、トランプ大統領の派兵要求に対しては国内法の範囲内で何ができるか検討中という立場を国会に明らかにしたことがある(ニュース1)・・>>
<<・・米国・イスラエルの攻撃に対しホルムズ海峡封鎖で封鎖したイランが、人民元で取引される原油を積んだ船舶なら通過させる条件で、8カ国と協議中であることが分かった。ホルムズ海峡に対する統制権を利用して、通常は原油取引をドルで行うシステム(ペトロ・ダラー)に正面挑戦する措置で、米国と競争中の中国からの支援を得ようとする意図だと解釈される。17日(現地時間)、CNN放送は、イラン内の情報筋を引用し、このようなイランの条件付き取引に応じる意思がある国家が、イラン当局と接触中だと報道した。ただし、当該情報筋は、8カ国のリストは公開しなかった。情報筋は、イランが維持しているホルムズ海峡封鎖措置以外にも、海上交通を管理できるより包括的な案を検討中だと付け加えた。これは、イランが自国の原油最大の輸入国である中国とのエネルギー協力を拡大し、ペトロ・ダラーシステムにも亀裂を起こさせようとするためだと解釈される(文化日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。