台湾、一部書類の「韓国」表記を「南韓」に変更・・韓国への対抗措置

台湾が、外国人滞在証明証などの一部書類にで、「韓国」の表記を「南韓」に変更することにしました(31日から)。これは「相互対等」による措置だ、とも。どういうことかといいますと・・去年12月頃、本ブログでも2~3回取り上げましたが、韓国の電子入国申告の「国名」欄にて、「台湾」が「中国(台湾)」に変わりました。詳しくは、それまでは紙の書類に手で書けばよかったので、台湾人は国名を「台湾」と書いていました。それが、電子化されながら事前に決められた国リストから選ぶ形になりましたが、台湾表記はなく、「中国(台湾)」だけでした。台湾側は政府レベルで強く抗議したとのニュースが相次ぎましたが、韓国政府は台湾側の主張を受け入れていません。その対抗措置となります。中央日報(18日)、東亜日報など、大手も含めて複数の記事が出ています。コメント欄なども結構賑やか(?)ですが、応じる必要はないという意見が多いようです。

同じ中央日報の記事ですが、韓国ではこの台湾側の抗議を、日中関係に繋げながら、「韓国が『どちら側なのか』を確認するためにわざとやっているもの」としていました。南韓表記関連記事を引用する前に、去年12月14日の中央日報の記事を先に引用してみますと: <<・・(※台湾側がこの件を問題にしているのは)日中対立構図の一部として見なければならないという視点が優勢だ・・・・台湾は日中対立の中、中立的な態度を維持している韓国に、立場の変化を要求しているわけだ・・・・日中対立に対する韓国の「距離を置く」スタンスが、むしろ両側から圧迫を受ける形につながっているわけだ。台湾が古い不満を表出したのは、実際の台湾有事の際に韓国の支援を引き出そうとする意図だとも解釈できる・・




・・キムジンホ ダングク大政治外交学科教授は「電子入国書の『中国(台湾)』表記論議の本質は、米国が要求する対中戦略に韓国がどこまで応答するかの問題だ」とし「トランプ行政部は、表向きでは中国との直接衝突を避け、日中間の緊張と台湾の動きを見ている」、「このように複雑にかみ合った状況で、韓国は前に出ようとせず、米中の流れを見て、速度を調節する管理対応が必要だ」と強調した(中央日報)・・>>、と。こんな認識の中で、韓国政府が何かの対応をしたはずもなく、結局、台湾政府が「じゃ、こちらも似たような措置を取る」ということで、韓国が南韓表記になったわけです。じゃ、ここからは昨日(18日)の記事を引用します。

 

<<・・台湾が、韓国の電子入国申告書に自国が「中国(台湾)」と表記されたのに反発し、一部の公式書類で「韓国」の名称を「南韓」に変更した。韓国政府が関連表記を修正しない場合、追加措置も行うと予告した。18日、台湾のメディア「台湾中央通信」と「自由時報」などによると、台湾外交部は両者対等及び相互主義の原則により、今月1日から台湾「外国人居留証」に記載された「韓国」名称を「南韓」に変更したと明らかにした。台湾外交部は、韓国政府が今月31日まで満足するほどの回答を出さない場合、「台湾電子入国登録表」の韓国関連表記に対しても対応措置を施行すると述べた。




台湾側は韓国電子入国申告書の出発地・目的地選択項目に台湾が「中国(台湾)」と表記されたのは不当だという立場だ。パスポート上の国籍表記は「台湾」になっているが、国家リストで「China(Taiwan)」で表示される点が問題だということだ。台湾外交部と駐韓代表処(駐韓大使館に該当)は、これまで韓国政府に何度も是正を要求して、公式交渉を進めてきたと説明した。台湾外交部は「韓国と台湾民は、長い間、経済・貿易、文化、観光、人的交流など様々な分野で緊密な関係を維持してきた」とし「両側の友情を非常に重視するが、韓国がまだ不当な表記を修正していない」と明らかにした。

続いて「関連事案処理に失望したという自国内の批判世論が続いている」とし「相互尊重と対等の原則により、韓国が台湾の要求を直視して早速是正するよう求める」とした。台湾は昨年12月にも同じ問題を置いて公開的に抗議した。当時、頼清徳 台湾総統は「台湾国民の意志を尊重してほしい」と直接表記問題に言及した。同じ時期、台湾外交部の高位当局者も「韓国が台湾に大規模貿易黒字を出す状況で、非友好的措置は望ましくない」と指摘した。

韓国政府は既存の立場を維持している。韓国外交部当局者は「複数の事案を考慮して検討している」とし「新しい問題ではないだけに、基本の立場に基づき、関連事案を管理していく」と明らかにした。既存に使用してきた表記方式を直ちに変更する計画はないという趣旨だと解釈される(中央日報)・・>>

 




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