日米首脳会談、「結局、高市首相のサソリ固めが炸裂」などの記事が出ていたらとりあえず更新しよう・・とも思っていましたが、それよりは普通の感じで終わりました。新型原子炉など対米投資、レアアース・重要鉱物関連、アメリカ産原油を日本で共同備蓄する件(提案したそうです)、ミサイル共同開発などの具体的な案件で進展が見られ、ホルムズ海峡関連でも「法律によりできないこともある」と話した、という情報も出ていて、思ったよりは良かったではないでしょうか。個人的には、「この首脳会談が開かれること自体」に興味があったので、尚更そう思うのかもしれません。人それぞれ、評価ポイントは異なるでしょう。今回の会談についてどう思う?と執事(グーグルのAI、ジェミニ)に聞いてみたところ、「漠然に日米同盟が~という話よりいいじゃないですかい?」な感じの回答があって、AIも進化したものだな、と思いました。聯合ニュース(20日)の対米投資まとめ記事、首相官邸ページの「日米首脳会談についての会見」(20日)、先のAIの話なども含めて、取り上げてみます。
個人的に気になった案件から取り上げてみますと、まず安保・ミサイル防衛関連:「中国や北朝鮮をめぐる諸課題についても議論を行いました。今後も日米で緊密に連携するということを確認しました。そして、トランプ大統領からは、拉致問題の即時解決に向けての全面的な支持を得ました。また、「自由で開かれたインド太平洋」、FOIPを共に力強く推進していくことを確認しました。さらに、安全保障分野でございますが、日米同盟の抑止力・対処力の強化のため、ミサイルの共同開発・共同生産を含め幅広い安全保障協力を進めるということで一致しました」。ゴールデンドームに関する具体的な話があったかどうかはまだ分かりません。
レアアースなどについては:「重要鉱物やエネルギーなどの経済面について議論を行いました。重要鉱物につきましては、具体的プロジェクトに関する協力や、南鳥島周辺の海域にありますレアアース泥を含む海洋鉱物資源開発に関する協力などに関する3つの文書を取りまとめることができました」
原油共同備蓄関連では:「エネルギーの安定供給に関しましては、日本やアジアにおける原油調達を念頭に、米国産エネルギーの生産拡大に日米で共に取り組んでいくことを確認いたしました。また、私からトランプ大統領に対しまして、日本において、米国から調達する原油を備蓄する共同事業を実現したい旨を伝えました。これは、調達先の多様化というのは、日本、そしてアジアのエネルギーの安定供給、これに繋がっていくということからです」。対米投資でも小型モジュール炉、SMRの建設などが含まれています。個人的に、これは台湾有事などでも大きな力になりえる話なので、ぜひ実現してほしいところです。これ「だけ」というとり、とりあえず中東依存からの脱却を目指すということで。
ちなみに無給執事のジェミニくんの見解として、「今回の会談は、『同盟の再確認』といった抽象的な言葉ではなく、『石油』と『投資』という極めて具体的で重たいカードを切り合うものでした。日本にとっては高い買い物に見えるが、ホルムズ海峡が封鎖されかねない今の世界情勢では、これが最も現実的な生存戦略なのかもしれません」、とも。いつになったら「(ドヤァ)」とか言うようになるのでしょうか。
トランプ大統領が「ぐんかんぐんかん」している件では、(NHKの記者の関連質問に対して)「機微なやり取りではございますけれども、やはりホルムズ海峡の安全確保ということは非常に重要だということでございました。ただ、日本の法律の範囲内で、できることと、できないことがございますので、これについては詳細にきっちりと説明をいたしました」、とも。
ここからは聯合ニュースがまとめた日本の1・2次対米投資プロジェクトのまとめです。記事の「画像」部分の訳になります。まず「1次プロジェクト」から。2月17日(現地時間)対米投資5,500億ドル(約796兆ウォン)のうち360億ドル(約54兆ウォン)規模発表。オハイオ州でガス発電。最大規模の天然ガス発電施設、発電容量9.2ギガワット。テキサス州で石油輸出関連。米国湾(メキシコ湾)深海原油輸出施設の建設、年間200~300億ドルの原油輸出および精油所の輸出能力確保。ジョージア州では産業用ダイヤモンド関連インフラ。重要鉱物施設、合成産業用ダイヤモンド製造。
「2次プロジェクト」として、3月19日(現地時間)対米投資5,500億ドル(約796兆ウォン)のうち最大730億ドル(約109兆ウォン)規模発表。テネシー州・アラバマ州で小型モジュール原子炉(SMR)事業規模400億ドル(約60兆ウォン)、米国企業GEバーノバ・日本企業日立建設参加。ペンシルベニア州・テキサス州で天然ガス発電施設、AIデータセンター付近に発電施設建設、データセンター運営者が電力使用予定(具体的な企業名は公開されていない)。
共同文書で言及されている「今後のプロジェクト」(収益性などの調査が完了していないため、2次プロジェクトには含まれていない):アラスカ州(推定)で原油増産インフラ、大型原子炉、先進ディスプレイ工場、銅精錬施設、データセンター用バッテリーなど。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。