さて、報道によっては「それでも水面下で交渉が続いている」というものもありますが・・相変わらずイラン問題は解決の兆しが見えない今日この頃です。韓国では公共車両が「奇数偶数制度」になりました。ナンバープレートの最後の数字が奇数の場合、奇数の日には運行できないシステムです。いままでは5部制(曜日によって、たとえば月曜日にはナンバープレート最後の数字が0と9の公共車両は運行できない、など)だったので、強化されたことになります。韓国でもイラン問題及びその影響の話題で持ちきりですが・・その中からあえて別の話題を1つチョイスしてみました。朝鮮日報らしい記事(3日)で、韓国の大統領が「韓国民を守る!」としてフィリピンやカンボジアには、強く、大きな声を上げているのに、なんで中国や北朝鮮にはそう言えないのか、という記事です。
李在明大統領は、自国民を狙ったカンボジアなど外国での犯行に対して、「無事で住むと思わないことだ」(意訳)などと話してきました。確か、わざわざカンボジア語でSNSに投稿して、外交レベルで「これはどういう意味なのか」とカンボジア側から苦情が来た、と言われています。フィリピン側に対しても、かなり積極的にそういう内容を言った、とのことです。しかし、たとえば大規模情報流出問題(米国企業が関わっているため、米国ともかなり問題になっています)では中国に対しては何も言わず、「話してもこれといって返事がないから」としています。北朝鮮拉致被害者に対しては「そんなことがあったとは」と話したり(知らなかったふり)、天安艦問題については「北朝鮮に言ったところで相応の返事があるとも思えない」(だから何も言わない)、とも。なんでこうなの、という内容です。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・大統領の強気意志に、国民は心強くなった。国家が私を守ってくれるという信じてやまなかった。ただし、条件があった。すべての国が該当するわけではないということだった。クーパンの顧客情報3370万件を流出させた中国の人に対して、などだ。情報には名前・住所・電話番号はもちろん一部の注文内訳、玄関パスワードまで入っていた。ボイスフィッシングであり、様々な問題が懸念される機密情報で溢れていた。国民の財産はもちろん、安全・生命にさえリスクになりえる情報が流出したものだったが、「地球の終わりまで追跡」と(※カンボジアなどでの問題に対しては)言っていた政府の対応は、ぬるかった。情報を流出した人は、すでに中国にいた。警察が捜査に乗り出したが、確保できず、実体究明に難航している。事件発生4ヶ月以上も、対面調査をしたというニュースすらない。
事実上、全国民の個人情報にかかわる事件であり、政府レベルで強力対応するのが当然だった。韓中の条約により、すぐに犯人をら引き渡してもらわなければならなかった。ところが、責任者である法務長官は「(今まで)中国が私たちの引渡請求に応じたことがない」とだけ、話した。どうせ応じてくれないから、努力もしないという意味に聞こえた。事件後、中国を訪問した李大統領は、習近平主席との会談でこの問題を取り出さなかった。記者会見で関連質問が出ると「どうしろというのですか」と反論し、中国に対する感情問題を批判した。フィリピン大統領に犯人の引き渡しを要請した時とはあまりにも違うものだった。中国だけではない。今、北朝鮮には少なくとも7人の韓国国民が抑留されている。宣教師3人、脱北民4人が逮捕され、長くは14年目、労働教化所にいる。
ところが、李大統領は就任半年を超えても、彼らの存在すら知らなかった。昨年末、外国メディアの記者会見で質問があったが、大統領は「初めて聞く話」と話した。一緒にいた参謀に、そうなのかと尋ねる場面が生中継カメラにそっくりそのまま映った。外国メディアの記者が知っている事実を、韓国大統領は知らなかったというのが衝撃的だった・・・・日本は、まだ帰国できていない北朝鮮拉致被害者12人を一時もあきらめたことがない。日本の首相はこれらを象徴する青いリボンをつけ、機会があるたびに救出の覚悟を繰り返し明らかにしている。先月、イラン事態の中でホワイトハウスに行った高市首相の胸にも青いリボンが付いていた。急務な懸案が山積みだった中でも、彼女は拉致被害者を議題にし、トランプの協力の約束も再確認された。
韓国には、現在抑留されている7人だけでなく、国軍捕虜8万人、朝鮮戦争の拉致被害者10万人、戦後の拉致被害者500人余りも問題もある。ほとんどはすでに亡くなっただろうが、たった一人でも生存可能性がある限り、最後まで諦めないのが国のやるべきことだ。尹錫悦政権では、それでも最小限の努力はした。2022年米韓首脳会談、日米韓首脳会談で「抑留者・拉北者・国軍捕虜送還」を議題にし、共同声明に名文化した。李在明大統領は就任後、米国大統領と二度会談したが、一度もこの問題に言及しなかった。戻れない国民を忘れたのだ・・・・先週「西海(※黄海)守護の日」の行事で、李大統領は北朝鮮の謝罪を受けとってほしいという天安艦遺族の要請に、「そういったところで、北朝鮮が応じるはずがない」と答えたという・・・・相手しやすい相手にだけ大きな声を上げたところで、意味があるのだろうか(朝鮮日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。