相変わらず、イラン関連で多くのニュースが出ています。信憑性の程・・はともかく、韓国の国家情報院が独自の分析を出したり、日本の高市早苗首相がイランとの首脳会談について(その趣旨を)語ったこと、などなどです(この件は記事引用しません)。そもそもトランプ大統領が「期限」を出しているので、あと1~2日でなにか動きがありそうですが・・早期収拾に期待したい今日この頃です。というか、戦争が多くて、凹むばかりです。せめて(本当に「せめて」ですが)、ベネズエラのときみたいに「一瞬で」片がつくといいのですが。まず、京郷新聞(6日)など多くのメディアが報じていますが、韓国の李在明大統領が、保守系からの「かもしれない」ニュースに対し、「こんな状況(イラン事態によるエネルギー危機)においてのフェイクニュースは反乱行為と同じだ」とするなど、ものすごく強い姿勢を示しました。
どういうニュースかといいますと、北朝鮮に90万バレルの石油が流出されたという内容です。元ソースを見ていないのでこの主張の真偽については私は言及しませんが、もしこれといった根拠もなくそんな話をしたなら、確かに問題でしょう。でも、大統領が反乱行為まで話すか・・というのは、さすがに驚きです。YOUTUBEやSNS発だとのことです。こちらはちょっと前のことで、朝鮮日報(3月30日)から引用します。国家情報院の報告書というのは、今回のイラン事態において、米国が「すでに相当部分の目的を達成している」ので、「4月いっぱいで、小康状態になるだろう」という内容です。こちらはニュース1(6日)ですが、わざわざ引用はしません(先の1行でほぼ全てです)。いわゆるスモールディール(副次的な小規模の合意)にとどまるだろう、それで「出口戦略」を練るのではないか、と。以下、90万バレル関連の記事を、必要な部分だけ<<~>>で引用してみます。
<<・・李在明大統領は2日、中東問題と関連して拡散中の偽ニュースに対して、「戦時と同じ状況なのに国政混乱を与える偽ニュースを意図的に広めるのは、反乱行為となんら変わらない」と話した。李大統領はこの日の午前、大統領府で開かれた国務会議で「偽ニュースは戦時に敵側が使う手法」とし、このように明らかにした。李大統領は「責任のある政治家たちでさえ、偽のニュースを広げたり、偽のニュースであることを知らないと思うが、偽のニュースを増幅させるこのようなことをする」とし、「行政安全部で(偽のニュース対応を)指揮してよく取り組んでみよう」と話した。李大統領は「これが、いつものいたずらと次元が違う」とし「国政に混乱を与える、国民に影響を与えるこのような偽のニュースに対しては、より強力な対応が必要だ」と話した。先立って李大統領は先月31日、国務会議でも「石油90万バレル北朝鮮流出説」などについて「偽ニュースを広めるのは本当にあってはならないこと」と話したことがある(京郷新聞)・・>>
<<・・産業部は30日、「最近一部のYouTube・インターネットSNSなどで蔚山備蓄基地に保管されていた石油90万バレルが北朝鮮に流入した可能性を提起しているが、これは事実ではない」と明らかにした。それと共に「偽ニュースで政府の信頼性を毀損し、国民を混乱させる行為であるだけに、政府はすべての措置を活用して厳正かつ断固として対応する」とした。実際、YouTubeなどには「国内に保管されていた原油90万バレルが北朝鮮に流れ込んだ可能性がある」という趣旨の疑惑を提起するコンテンツが上がっている。また「原油が中国に流出した後、送油管を通じて北朝鮮にわたった可能性がある」という趣旨の疑惑を込めたコンテンツもある。
このような内容のYouTubeコンテンツは、3月20日「国内石油備蓄基地に保管中の外国企業所有原油90万バレルが海外に販売され、産業通商部が石油公社に対する監査に着手した」という報道が出た後に登場したものと見られる。この報道は産業部が出した報道参考資料を根拠にしたものだ。産業部によると、外国企業であるA石油会社が国内のS精油会社に200万バレルを供給する契約により、今月初め、該当物量を蔚山石油備蓄基地に入庫したという。ところがA社は中東問題で原油価格が急騰した状態で、より高い価格を提示する国家に該当物量を越える契約を結んだ。
この事実を遅れて把握した石油公社が110万バレルは国内に供給することにしたが、残りの90万バレルの海外販売は止められなかったということだ。これに対して産業部関係者は「海外で販売された90万バレルは北朝鮮以外の国に販売された事実を確認した」とし「90万バレルを購入した国家は自国の需要を満たすようにしたもの」と明らかにした(朝鮮日報)・・>> 先も書きましたが、(疑惑提起の水準がどれくらいのものかにもよりますが)こういう間違った情報を拡散するのは良くないことです。それには異論がありません。しかし、大統領がこのことで反乱まで論ずるか・・というところに、「らしさ」を感じずにはいられません。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。