李在明政権が始まった頃から、「2026年の地方選挙」について何度か書いてきましたが・・あーっというまに時間が経ち、選挙ももうすぐ(6月)です。この地方選挙で少しでも盛り返せるのかどうかが、保守勢力そのものの「これから」(次期政権も含めて)を語るための重要ポイントでしたが・・与党側の大勝利が予想されています。韓国では「広域自治体団体」といいますが、重要な17地域で与党の「15勝」、または「16勝」までも予想されています。広域自治団体とは、前に広域市と呼ばれていた地域などのことです。なんと、保守が強いとされる大邱市地域でも、市長選挙で共に民主党の候補が1位だ、とのことでして。韓国の常識だと、大邱で国民の力(党名は何度も変えてきましたが)候補が負けるのは、考えられません。
広域自治団体は、ソウル特別市、釜山広域市、仁川広域市、大邱広域市、大田広域市、光州広域市、蔚山広域市、世宗特別自治市、京畿道、忠清南道、忠清南道、江原特別自治道、全北特別自治道、済州特別自治道など17つあります。これら広域自治団体の中で、保守がもっとも強いとされるのは大邱、次に慶尚北道です。しかし、大邱でも国民の力が負けている、というから・・私の世代だと、「まさに『異変』だな」としか思えません(慶尚北道では、国民の力の候補が1位です)。ちなみに、慶尚南道で「接戦」となっていて、ほかは(調査機関にもよりますが)すべて与党が有利、とのことです。韓国経済(1日)、京郷新聞(13日)などが報じています。韓国経済の記事は1日のものですが、流れが続いているので一緒に引用しました。以下、<<~>>で引用します。
<<・・6・3(※6月3日)地方選挙を50日余り控え、ソウル・釜山・大邱など広域自治団体長の主要勝負において、共に民主党の候補が「国民の力(※最大野党、事実上唯一の保守政党)」候補に誤差範囲の外で優位に立っているという世論調査結果が出た。世論調査をした10の広域自治団体のうち、国民の力の候補が有利になっているところは無く、慶尚南道1箇所だけが、与・野の候補が誤差範囲内で接戦を広げていた。「韓国ギャロップ」社が・・・・ソウル・釜山・大邱・仁川・大田・京畿・江原・忠北・忠南・慶南など全国10カ所の18歳以上の有権者合計8039人を対象に実施した結果だ。ソウル市長の選挙結果シミュレーションでは、鄭元五 共に民主党候補が52%の支持を得て、呉世勲 現市長(37%)を15%ポイント上回った。鄭候補は、共に民主党が弱い地域の一つとされるソウル東南圏(江南区・瑞草区・松坡区・江東区)でも48%対42%で優勢だった・・
・・大邱市長選挙関連調査では、金富謙 共に民主党候補が、国民の力のすべての候補たちに誤差範囲外で優位であると調査された。キム候補はイ・ジンスク前放送通信委員長との対決を仮定した結果で54%対37%で優勢だった・・・・釜山市長選挙では、田載秀 共に民主党候補が51%の支持を得て、現市長のパクヒョンジュン国民の力候補(40%)に誤差範囲の外で優位だった。仁川市長選挙では、朴贊大 共に民主党候補が49%、ユ・ジョンボク国民の力候補が33%の支持を得た。江原道知事選挙では、禹相虎 共に民主党候補が48%、キム・ジンテ国民の力候補が37%だった。慶南道知事選挙では、調査対象10カ所のうち唯一、与・野党候補が誤差範囲(±3.5%ポイント)内で接戦を行った。金慶洙 共に民主党候補が44%、パク・ワンス国民の力候補が40%の支持を得た(京郷新聞)・・>>
<<・・6・3地方選挙を63日控えて、与・野の表情は極明に分かれた。与党である共に民主党は各種世論調査で優位であり、それをもとに「劣勢地域」である大邱市長まで勝利できる可能性があり、いわゆる「15対1」大勝予想が取り上げられる反面、野党である国民の力は、裁判所の公式推薦関連判決まで重なり、内紛の沼から抜け出せないでいる(※「国民の力」が忠清北道知事候補を決める過程に対し、問題があるという判断が出ています)・・・・今回の選挙は、大きな敗北が避けられないという党内の声も高い。国民の力のある議員は、「公薦(※党が候補を決めること)のノイズが絶えず、あの大邱でさえ共に民主党のものになる可能性が大きくなった」とし「むしろ今回の地方選挙で大きく敗れて、底から党を再建する方が良いのではないかという話さえ出てくる」と指摘した。
共に民主党の雰囲気は全く違う。 6・3地方選挙最大の激戦地と選ばれるソウル・釜山市長選挙において、共に民主党の候補が国民の力候補より支持率が高いという世論調査が相次ぎ、勝利に対する期待感が高まっている。パク・ジウォン共に民主党議員が話したように「慶北以外、15対1も可能」という話が現実化するという楽観論も出てきている(※この記事は1日のもので、最新の調査では慶尚北道でも共に民主党が有利だとする結果も出ています)。共に民主党の関係者は「金富謙 元国務総理が大邱出馬を宣言し、李在明大統領の高い支持率で支えられており、積極的に勝っていこうという雰囲気が強い」と耳打ちした。党指導部は、過度の楽観論拡散を警戒している(韓国経済)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。