「これ、日本で見た」「もう一度食べたい」・・韓国、日本のチョコなどが大人気

韓国で、日本のビールやお菓子が大人気だそうです。もともと人気だったけど、最近は直購(この場合、ネットなどを通じて現地の製品をそのまま購入すること)が人気で、日本語のまま書いてあるものが「現地で食べているみたい」などの理由で特に人気だ、とのことでして。日本旅行に行ってきた人たちが、現地の雰囲気、または現地の味が忘れられず、そのまま日本の製品を直購することが多くなった、とのことです。韓国セブンイレブンが直購の形で(日本セブンイレブンの製品を日本語そのまま)チョコなど菓子を販売したところ、大ヒットして50万個がすぐ売り切れたそうです。

「日本の雰囲気」はともかく、「味」といってもこの場合はほとんどがコンビニの味(専門店ではなく、旅行中にコンビニで買って食べたお菓子)なので、セブンイレブンのこの試しはかなり効いたようです。マネートゥデイがこの現象を報じていますが、「日本語ばかりのものがこんなに売れている」とするなど、論調はいつものものです。相変わらず円安で日本旅行したから~と、円安ばかり強調していますが(多くの韓国メディアは、日本旅行関連データが出るたびに円安『だけ』を強調します)、果たしてそれだけでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・日本製品を好む「イエスジャパン」雰囲気が流通業界に広がっている。円安現象が続くと日本に行ってくる人が増えて、日本製品に対する親密度が高まっている。コストパフォーマンスが高いという点で日本の直購も増え続ける傾向だ・・・・2日、業界によると、昨年セブンイレブンが日本から直輸入した「ラングドシャ」の販売量は50万個を突破した。製品の表側には日本語がそのまま書かれており、日本の現地コンビニで買って食べる感じを与えるのが特徴だ。最近は日本の人気生チョコレート「ふわとろリッチ生チョコレート」も発売した。この製品も発売10日で10万個の販売を記録した。日本ビールも昨年輸入ビール1位の座を取り戻した。昨年、日本ビール輸入額は前年比283.3%増の5551万ドルを記録した。1年ぶりに輸入額が3.8倍急増し、2018年以降5年ぶりに再び1位になった・・

 

・・日本産ウイスキーの輸入も大幅に増加した。 関税庁によると、昨年の日本産ウイスキー輸入額は798万ドルで前年比92.5%増加した。2018年の輸入額の7.6倍に達する・・(※他にもいくつかの「うわあぁ」の後に)直購サービスを一つ二つ増やしている。クパンは先月11日、日本商品「ロケット直購」サービスを開設した。人気のビューティー商品だけでなく、こんにゃくゼリーなど地元の人気のおやつまで購入できる。ウィメフも「グローバルWプライム」を通じて日本人気商品100種を披露し、「5日以内に配送」を試みている・・・・流通業界関係者は「このようなイエスジャパンの雰囲気は円安現象が続いて日本に旅行に行く人が増え、さらに顕著になっている。日本からの直購市場がさらに拡大すれば、日本産製品の人気はさらに高まるだろう」と説明した(マネートゥデイ)・・>>

 

G8(世界「8」大不思「議」)かどうかはわかりませんが、日本旅行は韓国、特に若い世代の間で不思議な存在になっています。2月12日にも取り上げたことがありますが、「いつもは日本について良い話をしないのに、なんで日本旅行に行ってきたとそこまで自慢するのか」、「友だちとせっかく日本旅行にいって、十分に楽しみながらもずっと文句を言うのはなぜか」などは、(普通の感覚の人たちとしては)「わからない」とされたりします。

ネット掲示板の、個人レベルの話ではありますが、個人的に「結構多いのでは」と思っています。2月のエントリーにも書きましたが、私も、一緒に行ったわけではありませんがモノレール(浜松町)や山手線などで、同じ車両に同じことを言う人がいた・・そんなことが何回もありました。だからこういう話はつい「うんうん」と思ったりします。あとで日本語の菓子が恋しくなるくらいなら、現地でもっと楽しく過ごせばいいだろうし、楽しくいられないなら他の旅行地を選ぶこともできたはずでしょうに。

 

 

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