韓国スポーツ、サッカーもパリオリンピック出場ならず・・審判のスタンスを指摘する記事も

本ブログでスポーツ試合をエントリーすることは珍しいですが、取り上げてみます。パリオリンピック出場をかけておこなわれた、韓国とインドネシアのサッカー試合。PKでインドネシアが勝利(2対2、PK11対10)、韓国男子サッカーオリンピック「10回連続出場」はできませんでした。これで、パリオリンピックの球技種目に出場できたのは、女子ハンドボールだけになりました。もちろんインドネシアチームが強くなったというのがもっとも大きな理由でしょうけど、韓国としてはかなり大きな衝撃で、聯合ニュースなど多くのメディアが、すごい勢いで報じています。中には、あいかわらず「審判が~」という記事もあります。

記事が指摘しているのは、まず「エリートスポーツ(エリート体育)」の問題。そして、球技種目の不振です。今回、約40年ぶりに選手団が200人にならないだろう、と。19日にもエントリーしましたが、パリオリンピックで韓国選手団は「金メダル5~6個」を予想しています。そもそも予選をクリアーしてオリンピック出場を決めた選手が少なく、選手団の規模も180人ぐらいになるのではないかという記事も出ていました(今回の聯合ニュースは「200人にならない」としています)。で、「48年ぶりの少なさ」、と。ちなみに、1984年ロサンゼルスオリンピックではじめて選手団規模が200人を超え、金メダルも6個だったので、ちょうど40年前の規模になった、という見方も出ています。実際、最近は国際大会などで韓国スポーツの弱体化が目立っていますが・・はてさて。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・サッカーが2024パリオリンピック本選進出に失敗し、1976年モントリオール大会以後48年ぶりに夏季オリンピック出場選手数が200人以下になると思われる。ファンソンホン監督率いる韓国男子サッカー代表チームは26日(韓国時間)カタールドーハで開かれたアジアサッカー連盟(AFC)U-23アジアカップ8強戦でインドネシアと延長まで2-2で引き分け、PKで10-11で敗れた。4強に入ってこそ、今年パリオリンピック本選進出を期待できたため、1988年ソウル大会から始まったオリンピック本選連続進出記録は9回で止まった。韓国は1976年モントリオール五輪に選手50人を派遣し、レスリングでヤンジョンモ選手が初の金メダルを得て、1984年ロサンゼルス大会に選手210人が参加、本格的なスポーツ強国に成長した・・

 

・・1980年モスクワオリンピックには、当時の国際情勢のために不参加だったが、1984年LAで金メダル6個で総合10位に上がる快挙を成し遂げた。以後、韓国は夏季オリンピックに常に200人以上の選手を出した。 1988年ソウル大会には開催国の利点を活かしてなんと477人の選手が出場し、1996年アトランタには300人を超えた。しかし、今年のパリオリンピックには200人にならないと見られる。大韓体育会は団体の球技種目である男子サッカー予選が開かれる前にも、最大170~180人出場を予想したが、男子サッカーが出場できなかったため、事実上200人以下の選手団に確定する雰囲気だ。直前大会だった2021年東京には選手232人、2016年リオデジャネイロには204人の選手が出場した。

人口減少によるエリートスポーツの弱化が理由になるだろうが、今の結果を見てみると、やはり出場選手数が多い団体球技種目の不振が大きかった。今回のパリオリンピックで開かれる団体球技種目はサッカーとバスケットボール、バレーボール、ホッケー、ハンドボール、ラグビー、水球がある。このうち韓国が本先行チケットを得た(※オリンピック出場できた)のは女子ハンドボールが唯一だ・・・・2021年東京には男子サッカー、女子ハンドボール、女子バスケットボール、女子バレーボール、男子ラグビーが本選に進出し、今年パリオリンピックには種目がないが野球でも本選に出ていた(聯合ニュース)・・>>

 

19日にもエントリーしたばかりですが、現状の「エリート体育」の限界かもしれません。記事は「人口減少」としていますが、もともとエリート体育というのは『少数の選手だけ集中的に育てる』ものだし、まだ人口減少の影響がそこまで強く表れているわけでもないので(影響が出るようになった、というなら分かりますが)、もっとシステム的なものではないでしょうか。で、最後に、スポーツ韓国というメディアの記事、またもや「審判」関連の話が出ている記事を一つ引用して、終わりにします。

<<・・実力が届かなくてまけた。それはどうしようもない事実だ。しかし、審判判定については話さないわけにはいかない試合だった。この日、いくらなんでもありえない判定を多かった。もちろんイ・ヨンジュンの退場場面は、退場と見られる余地がある。しかし他にも競技中に不利な判定が多かった・・・・延長後半の終盤には韓国にフリーキックの機会が与えられたが、主審がすぐに試合を終了してPKに行ってしまった。追加時間がわずか17秒しか過ぎなかった時点であり、良いフリーキックセットピースの機会を主審がなくしてしまったのだ。ペク・ジョンボム ゴールキーパーがインドネシアの5番キッカーのボールを防いだとき、主審はゴールキーパーがキッカーより先に動いたことを指摘し、やり直しにした。もちろん、ゴールキーパーが先に動いたのが正しいが、それまではこのような部分について一度も言及しなかった・・・・8番キッカーのホン・ユンサンがキックを準備する時、ボールがペナルティスポットより少し前にあるという理由で再びボールを置くようにした。PKには選手の流れがあるのに、その流れを主審があえて切ったのだ(スポーツ韓国)・・>>

 

 

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