韓国のユン大統領、ついに支持率が10%台(調査によって19%、17%)に・・40代では驚異の支持率9%

おにいちゃんは大統領、まさかの続編です。需要なき道を行く(西部劇映画っぽいBGMとともに)・・かどうかはともかく。ちょうど一つ前のエントリーで『ここまで騒がれることか?』と書いたばかりですが、ユン大統領の支持率が10%台まで下がりました。韓国ギャラップ社の調査で19%、文化日報調査で17%です。特に前者の場合、40代の支持率が9%となっていて、ある意味、驚異的です。もっとも大きな理由は、キムゴンヒ女史関連とされています。経済問題・・というなら分かるけど、ここまで下がるほどのことでしょうか。特に、中央日報、保守系ケーブルチャンネル「チャンネルA」の報道によると、保守支持者たちの間でも結果は大して変わらず、もっとも保守勢力が強いとされる大邱・慶尚北道でも、支持率は18%止まりです。

もう、今月中に1審結果が出る、野党「共に民主党」代表李在明(イジェミョン)氏の裁判だけが頼りではないのか、そうしか思えません。1審裁判をライブ中継する案に与党・野党ともに賛成している人が多いとのことですが、さて、どんな結果になるのでしょうか。ただ、もし李代表が大統領選挙に出馬できなくなっても、それで野党側が大人しく引き下がるのかというと、それはないでしょう。むしろ、野党側が候補を1人にしぼることができたら、李代表の分まで野党支持層が集結する可能性もあります。とはいえ、それ以外に、ユンたん、なにか逆転のシナリオはあるのでしょうか。ちなみに、一つ前のエントリーで紹介した「最新のファイル」のことは、時期的に今回の調査には入ってもいないとのことでして。録音ファイルアタックと、裁判アタック。なんの競争だこれは・・な気もします。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・ユン大統領の支持率が前週より1%ポイント下がった19%になったという世論調査の結果が1日発表されました。ユン大統領就任後の最低値であり、最初の10%台の支持率です。世論調査専門会社韓国ギャラップ10月29日~31日の3日間全国満18歳以上1005人を対象にユン大統領職務遂行評価を調査した結果、「うまくやっている(※支持する)」が19%、「間違っている(※支持しない)」が72 %と集計されました。韓国ギャラップ調査基準ユン大統領支持率は4月10日の総選挙以後約7ヶ月間20%台を維持しており、この日、就任後初めて10%台に下がりました。「支持しない」も72%で就任後最高値です。

 

2012年1月大統領職務遂行評価を毎週実施して以来、大統領支持率が20%を下回ったのは李明博元大統領任期末(2012年7~8月)の3週間、朴槿恵元大統領の国政壟断事態後(2016年10月~)の2つの期間だけだと、ギャラップ社は説明しました。地域別支持率としては、大邱・慶北地域(TK)が前週比8%ポイント下落した18%となっています。TK支持率が10%台になったのも就任後初めてです。ソウルでは5%ポイント上がった22%、仁川・京畿では2%ポイント下がった16%、大田・世宗・忠清は9%ポイント上がった29%、光州・全羅では6%と集計されました。

年齢別では60代の支持率が7%ポイント下がった24%となりました。70代以上の支持率は前週と同じ41%で、支持しない(47%)を下回りました。18~29歳の支持率は14%、30代は11%、40代は9%、50代支持率は17%です。支持政党別では国民の力支持層内でもユン大統領支持率は前週より4%ポイント下がった44%で、「支持しない」と同じ数値でした。ユン大統領を支持しない理由の中で1位は「キムゴンヒ女史問題(17%)」で、「経済・民生・物価」は14%で2位でした(チャンネルA)・・>>

 

<<・・文化日報が創刊33周年を迎えて実施した世論調査で、任期も半分をすぎたユン大統領の国政遂行支持率が、17%となった。キム・ゴンヒ女史問題を解決する案としては、回答者の半分以上が「特別検事法による捜査」を挙げた。1日、文化日報がエンブレイン・パブリックに依頼し、先月27~28日、全国18歳以上の男女1007人を対象に実施した世論調査で、ユン大統領国政遂行に対する肯定評価は回答者の17%に過ぎなかった。「支持しない」は78%に達し、無応答は5%だった。保守層でも支持しない(59%)が肯支持する(35%)より20%ポイント高かった。この調査はユン大統領とミョンテギュン氏の通話内容が公開される前に行われた。回答者たちは、キム女史問題解決法として過半数が「野党が推薦した特検の捜査」(30%)、「中立的特検の捜査」(27%)など特検(※特別検事を指定して捜査すること)を挙げた。続いて「内外のすべての活動自制」(20%)、「特別監察官導入」(11%)となった。野党が特検候補を推薦する「キムゴンヒ特検法」を共に民主党が再発議し、本会の票決を推進することについては、54%が「良い決定だ」と答えた(文化日報)・・>>

 

特検法、また国会票決になると・・たしか、3回目になるのでしょうか。いまでも不思議なのは、なんでキムゴンヒ特検法からここまで逃げているのか、という点です。表向きにされている内容だけだと、もしなにかあったとしてもそこまで重い結果にはならないと思いますが・・政府としては、もう完全に政治案件になっていることなので、「応じないほうが有利」と思っていたのかもしれませんが、結果は圧倒的に野党側の勝利です。

 

 

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