タイトルだけ読むと出来の悪いツンデレキャラのセリフみたいですが・・例の「3NO」関連です。
北朝鮮関連で何かあれば「韓国との協力」を言い出すことの多い日本のマスコミですが、例の「3NO」についてはあまり報道してない気がします。THAAD追加配備しない、米国のミサイル防衛システムに入らない、日米韓安保協力は軍事同盟にはならない。
特に「日米韓3ヶ国の安保協力は、軍事同盟にはならない」とする内容は、韓国の「公式」政策として、日本だけでなく、米国でももっと報道されるべきではないか、と個人的には思っています。
そんな中、中国の外交部のファ・チュンイン(華春瑩)スポークスマンが、3不(3NO)を言及しながら「韓国の3不『約束』」と話し、韓国側が「約束したわけじゃない!」と公式に抗議する騒ぎがありました。
(ここから「続きを読む」の後になります)
約束した覚えはない。あれは立場表明だ、というのです。中国側は韓国の抗議を受け入れ、立場表明と修正し、今は人民日報なども「立場表明」という表現を使っているそうです。
http://v.media.daum.net/v/20171102172835056?d=y
邪推ですが、これ、中国側が「わざとやったのでは?」な気がします。
この「約束(ソース記事によると『承諾』)」という表現のせいで、韓国内では野党を中心に「裏面合意があるのではないか」という疑問が提起され、政府側が「3NOは立場表明(ソース記事によると『表態』)だ。裏面合意など無い」とわざわざ発表する騒ぎとなりました。
通貨スワップといい、明らかに中国側は「有利なポジション」にありました。そんな中国が、なぜか急に関係改善の合意文まで発表しました。「裏で何かあったのではないか」とする疑問が提起されるのは火を見るより明らかな状況となりました。そんな中、合意の前日に韓国の外交部長官が「THAAD追加配備しない」「韓米日軍事同盟にはならない」「米国のMD編入は無い」と話しました。
その後、中国は政府スポークスマンが「約束したよね?」と言いだし、韓国が抗議すると、「おおっと・・そうだったそうだった。約束じゃなくて立場表明だった・・悪い、悪い」と、表現を修正しました。
「やはり、なにかあったのではないか」、
「あの3NO、何か裏で書面合意でもしたんじゃないの」・・
誰もが、自然とそう思うのではないでしょうか。そう、例えば、トランプ氏も。
前のエントリーにも書きましたが、中国は本当に「良い買い物」が出来ましたね。トランプ大統領はまだ韓国には到着もしてないのに、早くも米大統領の訪韓の意味を無茶苦茶に潰してしまいました。
※書店巡りしてきました。ありがとうございます!
♨ 著書関連のお知らせ ♨
シンシアリー+扶桑社の10冊目となる「なぜ日本のご飯は美味しいのか」が11月2日発売です!
9冊目、「韓国人による末韓論(扶桑社新書)」が発売中です!
他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。