旧ブログまで含めると、本ブログで扱った奴隷事件だけでもそこそこの数になると思いますが・・数えてみたわけではありませんが、件数で10件にはなるような。
韓国で一般的に「奴隷事件(または『現代版奴隷』)」と呼ばれる事件は、「裁判」があっただけでも2017年に7件。2018年に早くも3件目です。でも、「5件目」と言うべきかもしれません。今回は被害者が3人ですが、それぞれ別の場所で別の人によって奴隷とされていたので、1件3人ではなく、3人3件と見ると・・早くも今年の5件目です。
パターンは共通しています。忠清南道の農家・畜舎で、知的障害のある50代2人、60代1人が10年以上「奴隷」としてこき扱いされました。中には「給料ってなんですか」という人もいたし、10年間毎日十数時間も働いて80万ウォン(10年分)しかもらえなかった人もいます。
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2月には慶尚北道の農家で、3月には野球場で有名な蚕室(チャムシル)の、野球場のゴミ処理施設で「奴隷」が発見されました。パターンは全て似たり寄ったりですが、チャムシルの件が「大勢の人の目についていたはずなのに誰も気にしなかった」ことになります。
http://v.media.daum.net/v/20180401183759779
http://v.media.daum.net/v/20180401183558739
「強者は弱者に何をやってもいい」とする考えが消えない限り、韓国でこのような事件が無くなることはないでしょう。特に、被害者のほとんどは知的障害を持っている人たちです。
処罰が弱すぎるという指摘もあります。国民日報によると、2017年の「奴隷事件」加害者も多くは罰金・執行猶予だったとか。そういえば、あの塩田奴隷の件も、加害者たちが執行猶予になったと聞いています。
http://v.media.daum.net/v/20180205181759943
加害者たちは「これでも暖かく面倒を見てやったんですよ!」と主張し、裁判所も「それはそうだ」と部分的にそれを認めるのが理由だ・・とのことです。
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