違法プログラムを使ったネット世論操作で逮捕された「ネームド・ムンパ」、ドリューキング。彼は、「日本はもうすぐ沈没する」などの予言を信じていたことが話題になっています。
彼が信じている予言は「2018年に統一」「島出身の人が大統領になる」などのことで、共通的に「松下秘訣」と呼ばれる預言書の内容です。
19世紀に松下(ソンハ)という老人が書いた・・とされていて預言書、松下秘訣。
その松下秘訣の内容を紹介します。
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その預言書には「東海赤龍 內憂壊乱」という内容がありますが、これがドリューキングが「日本が沈没する」と信じている部分だそうです。彼はその時に「国を失った日本人たちを韓国に呼び寄せ、開城工団に投資させる」という計画を企んでいた、といいます。そのために大阪領事を「自分側の人」にする必要があったとかなんとか。
氏はそれ以外にも「八方声吐 海龍起豆」を「ろうそく集会で騒ぎが怒り、海龍(島出身)の文在寅が大統領になる」と解釈し、「北門北斗 満月之食」を「王の権力が消える=朴槿恵の没落」と主張している、とのことです。
この松下秘訣という本、2003年に紹介する本が出版されて大きな話題になりました。
沈没とも朴槿恵とも文在寅ともどこにも書いてないじゃないか・・とこれだけでもツッコみたいところがいろいろありますが、調べてみればみるほど、ツッコミどころは想像を絶するほど増えます。
まず、本当に19世紀に書かれたものなのか、根拠がありません。これといって原書の写真もヒットしません。
しかも、2003年の説明本によると、この本は朝鮮末期から未来の朝鮮半島の予言であり、「白兎以後 」「東邦我国」「運気到来」となっており、兎の年である2011年に韓国に大きな運気が到来するとなっていますが、それなら李明博~朴槿恵の間が運気到来となります。ドリューキングは、2003年の解釈を「絶対に信じてはならない」と注意していたとかなんとか。
本全体が四字熟語みたいな漢字でできているため、様々な「適当な解釈」が可能になりますから・・ある意味、「預言書としてネタにして遊ぶ」には最適かもしれません。願望書という意味も含めて。
一つ言えるのは、文在寅氏が後で「韓国の大統領ならではの不幸な結末」になると、その時にはまた誰かが「2018年の解釈は絶対に信じるな」として新しい解釈を出すだろう、ということです。
あと、一部では「松下秘訣の予言は2015年までしか書いてない」という主張もあるみたいです(笑
http://v.media.daum.net/v/20180420014821499
http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20180417000274
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