韓国「期待以上の結果だ」「米国の出した基準をほぼ満たしている」

韓国は、首脳会談のことでまさに「感動の嵐」状態です。信じられないほど、大騒ぎになっています。

非核化関連でも、「米国が要求していたものとほぼ同じだ」と評する専門家がいたりします。

<・・~大学校教授は「宣言に『完全な』という表現が入った。それは米国が望むCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄)にほぼ準ずるものである。それが確認されたものである」と評価した・・>、とのことでして。

http://v.media.daum.net/v/20180427202430207?rcmd=rn

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

CNNの記事を一つ紹介しましょう。

(本文のBut, alas~the withdrawal of American forces as wellの部分)

<・・残念なことに、(金正恩氏が非核化を話したことは)単純な問題ではありません。 金正恩氏のいう「朝鮮半島の非核化」が意味することは、北朝鮮だけが一方的にやるものではありませんし、彼はそんなこと決して同意しないでしょう。

金正恩氏は、「朝鮮半島の非核化の問題は、私たちの努力に対して韓国と米国が善意をもって平和と安定の雰囲気を実現するために進歩的で同時的な措置を取ることで解決できるだろう」とも話しました。この内容から、金正恩氏が米国の「核の傘」の撤退、そしておそらくは在韓米軍の撤退を「半島の非核化」と解釈していることが容易にわかります・・>

https://edition.cnn.com/2018/03/28/opinions/kim-jong-un-xi-jinping-donald-trump-opinion-cristol-intl/index.html

本ブログで書いてきた「北朝鮮の言う非核化とは」とのほぼ一致する内容です。

これを、韓国の「専門家」たちは本当に知らないのでしょうか。

 

韓国では相変わらず「日本はパッシングされている」という記事も目立ちます。それは、すなわち「いままでの日本の対北政策、すなわち制裁路線をやめろ」と言っているだけです。彼らから「日本はパッシングされている!これでいいのか!」といわれる現状が、日本にとってちょうどいいとも言えます。

もちろん、なにもしないほうがいいわけではありません。トランプ大統領は安倍総理に「北朝鮮との首脳会談で拉致問題を提起する」と明言した(安倍総理がそう言わせた?)ように、日本は日本の国益を、日本に必要なことが何なのかを考えて、いま出来るやり方で行動すればいいだけです。

裏の意味を隠している「非核化」「対話路線」など不明瞭な話を聞いて、いままでの対北政策を覆す必要はまったくありません。

 

 

 

NEW 5月10日発売のVoice6月号に寄稿文が載ることになりました。なぜ韓国の大統領は不幸な結末になるのか?というテーマです。

 著書関連のお知らせ ♨

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!

・10冊目「なぜ日本のご飯は美味しいのか」、9冊目「韓国人による末韓論(扶桑社新書)」も発売中です

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。