昨日、韓国産鉄鋼の関税が正式に免除されたことで、韓国では「やはりトランプは韓国の味方」という論調が強くなりました。「日本はダメだったwww」の論調があったのも、いうまでもありません。
ですが、今日、米国が韓国産の炭素・合金鋼線材に41.1%の反ダンピング関税を賦課したことが明らかになりました。
他にもイギリス、スペイン、イタリア、トルコなどが対象で、イギリスに対しては147.63%の関税を賦課した、とのことです。
http://v.media.daum.net/v/20180502122115514?d=y
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本エントリーで論じたいことは、関税とかじゃなくて、韓国の一喜一憂の反応です。
昨日までのさすがトランプ!な反応は急に消え、記事のコメント欄では「私たちの主敵は米国」というコメントに多くの「賛成(いいね)」が付いていたりします。
まさに、一喜一憂の反応を見せるのが韓国の特徴です。詳しくは、「総合的な判断」ができません。「一枚のピースを見ると、もう一枚もわかる」と信じているからです。例えば、世の中を二元論でしか理解できない副作用か、ジグソーパズルを「大きな二枚のピースで出来た絵」としか見ません。その一枚の形を知っているから、もう一枚の形も概ね想像がつくというのです。
でも、実際のジグソーパズルは、無数のピースで出来ています。
最近、韓国の反応を見ると、「米国はすでに韓国の対北朝鮮 制作 政策に同意している。なぜなら、米国が要求した実現不可能なほど難しい難題(非核化)を、韓民族が力を合わせてすでに解決したからだ」ということになっています。
しかし、どう見ても、その「非核化」は米国が要求している非核化ではありません。なにせ、韓国の世論は北朝鮮が言う「朝鮮半島の非核化」の意味(米国の核の傘まですべて撤収すべし)を「知らない」というか、「知ろうとしません」。
一枚のピース(金正恩が非核化を口にした)をもう見たから、もう一枚のピース(米国の反応)ももう知っている、というわけです。
無知だけでは罪にならないかもしれません。でも、「知っている」と言い張る無知は、明らかに罪です。
今の韓国の対米観が、そんな状態です。
「いつも」韓国の「対日米・(略)・対世界観が」そんな状態でした。
※NEW 5月10日発売のVoice6月号に寄稿文が載ることになりました。なぜ韓国の大統領は不幸な結末になるのか?というテーマです。
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