中央日報が、「安倍の観光政策のせいで日本がメンタル崩壊」という趣旨の記事を載せました。
日本の外国人観光客が3000万人に近い数字まで増えたけど、それは数字だけを優先した安倍の観光政策のせいで、外国人観光客が増え過ぎで日本人たちに迷惑が及び、メンブン(メンタル崩壊)状態だ・・
「迷惑外国人観光客に、日本全体が疲弊」、「京都、鎌倉住民極度のストレス訴え」、「迷惑をかけないことを大事にする日本人だけに衝撃大きく」、「観光分散のない数字埋め式政策が原因」、という内容です。
(ここから「続きを読む」の後になります)
外国人観光客による迷惑が大きくなっているという指摘は、私もその通りだと思っています。わたしが「そういうの」を気にしているから、特にそう感じます。
ただ、この記事には無数のツッコミ名所(観光名所にちなんで)があります。
その「外国人観光客」の中の700万人が韓国人であることが、まず気になります。
そして、日本の観光は、「地方都市も外国人観光客が訪れる」という意味での「分散」では韓国より断然良く、韓国側のマスコミも「韓国は外国人観光客がソウルと済州島に集中しすぎる。日本を見習うべきだ」と記事にしています。訪韓外国人観光客の98%がソウルか済州島です(78%がソウル、20%が済州島)。
余談ですが、その韓国人も「分散」には応じないことで有名です。外国を訪れるときにも、とりあえず有名なところを訪れて認証ショット撮ることを最優先します。
http://v.media.daum.net/v/20180513020147695?d=y
いつものことですが『安倍政策が悪い』としたかっただけなのか、それとも一時はあんなに自慢していた「外国人観光客数」で日本に負けたのが悔しかったのか?
「観光客のマナー問題」には同意しますが、内容がこれでは説得力ゼロです。
最後に、前にも書きましたが、日本の旅行業界は80%が国内旅行で支えられています。基本は、「日本人に好まれるインフラ」を日本に作ることです。そうすれば外国人観光客も自然と増えるでしょう。
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