北朝鮮が、韓米合同訓練の一つ「マックス・サンダー(空軍の軍事訓練)」を非難し、今日予定されていた韓国との高位級会談をドタキャンしました。
また朝米首脳会談についても「熟考しなければならない」とした、とのことでして。日本側でも記事が出ているので、URLだけ紹介します。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00000005-jij-kr
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「揺さぶりをかけた」とするソース記事の書き方がもっとも無難な分析ではないでしょうか。「ちゃぶ台返し」ではなく、「揺さぶり」をかけただけです。
で、今回の「揺さぶり」は、米国というよりは韓国に対してかけたのではないか、と私は思っています。
米国に対して「なぜ韓国と軍事訓練をするのだ」と抗議したのではなく、韓国に対して「なぜ米国と軍事訓練をするのだ」と警告したのではないか、と。
米朝首脳会談をやめるとか示唆したのも、米国に対してではなく韓国に対して「もっと北朝鮮を代弁する態度を示せ」と圧力をかけたのではないでしょうか。
どっちにせよ、表面的には「南北米」での平和路線をアピールしているように見える文大統領。しかし、韓国が取ってきた米中間のバランス外交とやらが失敗しっぱなしだったのと同じく、米朝間の平和仲介も成立は至難の業でありましょう。出来たら出来たで凄いことですが・・・
すでに米国側からは「同盟としての態度をもっとはっきり示せ」と言われていますが、いずれ、北朝鮮からも「もっとはっきり同じ民族としての態度を示せ」と言われる・・またはもう言われているはずです。
どうするどうなる文大統領!セーラームーンならず「(日本の)せいだムーン」なるか?・・という冗談はさておき、
今回の件で北朝鮮が本当に米朝首脳会談をやめるとは思えません。彼らとて、他には手がないので。様子見ですね。
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