「アジア経済」が、ゴミを減らそうという記事を載せました。個人的にはゴミ減らすのももちろん大事だけど、韓国の場合は「ちゃんとルールに沿って出す」がもっと大事ではないのか・・とも思いますが、とにかくゴミを減らそうという趣旨には同意します。でも本エントリーの本題はそこではないので、URLだけ紹介します。
http://v.media.daum.net/v/20180522131110022?rcmd=rn
本題はなんだい?(HAHAHA)というと、記事の中でアジア経済がこのように主張していることです。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<・・韓国は、朝鮮時代までは世界で最も優れた環境倫理を誇っていた。経国大典(朝鮮初の法典)を見ると、ゴミの無断投棄は棍杖(笞刑)30回、糞を捨てると棍杖50回、家畜放牧は棍杖100回など厳しく処罰した。朝鮮版「グリーンベルト」もあった。山で松の木を1本伐木すると棍杖100回、二本だと軍服務、10本以上であれば国外追放までした。朝鮮王朝は「治山治水」、すなわち木をたくさん育てて洪水や干ばつが無い肥沃な土地の国」を国一番の優先政策とした・・>
(・ω・)?
私が知っている朝鮮とはずいぶん違う気がします。
2012年の京郷新聞には、こんな内容が載っています。
<・・朝鮮の実学者・朴斉家が「北学議」という本で記録した漢陽(当時のソウル)の姿のように、文献でのみ伝えられていた朝鮮時代の漢陽の汚い姿が、本当のことである可能性が高いようだ。ソウル大学医科大学人類学・古病理研究室シン・ドンフン教授チームは10日、「景福宮(宮殿)の塀、光化門広場の世宗大王像の下、市庁舎付近、宗廟広場などソウルの主要な地点の朝鮮時代の地層から、回虫、鞭虫などの寄生虫の卵を発見した」と明らかにした。
寄生虫の卵は、主に人糞から排出された後、野菜などの食べ物に混ざって再び人の口に入る方式で感染するという点から、この地域に人糞が散在していた可能性が高いわけだ・・朝鮮時代の王宮図(宮闕図。上から見下ろす形で描いた王宮の絵)にも、トイレは見当たらない・・>
http://v.media.daum.net/v/20121010223808216
記事の題、「朝鮮時代、漢陽はクソ天地」です。ここで天地は~だらけという意味です。
前にもブログで紹介したことがありますが、清の文物をもっと輸入すべきだと主張し、韓国では「事大主義者」ということになっているパク・ジェガ(朴斉家、1750~1805)が残した記録には、次のようなものがあります。「都城(漢陽)のほとんどの家は汚い」、「庭や通りに小便を捨てまくるから、井戸の水がどこもしょっぱい」、「小川の辺にある橋の築台には人糞がべたついていて、強い梅雨でなければ洗い流されない」、「朝鮮の人たちは10歳まで裸で暮らす。都市の女性でも裸足だ」、「茹でた豆を裸足で潰す際に、体中の汗が足元に落ちる。醬(ドェンジャン、韓国の味噌のこと)には爪や毛が入っていたりする。吐き気がする」。
他にも「陶器を尊重しないから陶工の技術が退化した(彼は当時の朝鮮の陶器を、3000年前の中国でも売れないほど粗雑なものだとしています)」など、韓国からするといろいろマズイ主張をしています。
また、前から日本のネットでは「朝鮮は牛車、馬車、水車などが作れなかったのでは」という指摘がありましたが、パク・ジェガも「車(手車、牛車、馬車など)を作るべきだ。物がちゃんと運べないから物価が上がるばかりだ」と主張しています。普通に作れたならこんなこと書き残さなかったはずです。
アジア経済が紹介した、経国大典に書いてある内容は事実でしょう。しかし、「それが全然守られていなかった」ことがよくわかるくだりです。
ゴミ問題もそうでしょう。法律に問題があるという側面もありますが、法律を作ってもそれを守らないのが「普通」になってしまうことが、さらに大きな問題なのです。だから初めに「ゴミを減らすのも大事だが、規則に沿って出すのがもっと大事だ」と書いたわけです。
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