日本では(本ブログ以外では)あまり流行らなかった気もしますが、「親朴」や「非朴」という表現があります。
本ブログでは韓国社会を「とりあえず味方と敵で二分される」、「その味方もいずれ二分され、結局は自分が可愛いだけの結果になる」、そんな社会だと書いてきました。この「派閥争い」は、「事大主義」とも強い関連性があり、韓国社会の問題として指摘されています。それは、政党とて、例外ではありません。随分前からそうだったけど、朴槿恵大統領の頃、特にこの分け方が露骨に現れました。それで、朴槿恵氏と親しい議員たちを「親朴」、そうでない議員たちを「非朴」と呼ぶようになったわけです。本当は、そのずっと前からこういう派閥はありましたけどね。
そういえば、6月14日まで自由韓国党の代表だったホン・ジュンピョ氏も非朴とされていた人で、辞任しながら「親朴たち、私がやめると党の支持率が上がると言ったな。本当に上がるのか見てみよう」という言葉を残したりもしました。
(ここから「続きを読む」の後になります)
で、今の与党、共に民主党ですが・・
親・文在寅派の人たちの中でも「核心人物」たちが集まって、独自の会を構成し、もう40人に及ぶそうです。彼らの名は、ムン・ジェインのムンを「お月さま」に喩え、夜にも月を守るという意味で「フクロウの会」。
<・・民主党の親文派の核心議員たちが親睦次元で作成した会が、8月の党大会を控えて強力な党内政治勢力として急浮上しています。会の名前は「フクロウ」です。一晩中寝ずに月(Moon)のムン・ジェイン大統領を守るという意味です・・>
http://v.media.daum.net/v/20180701200239592?d=y
アウル(フクロウ)ですから「親文戦隊アウレンジャー」とでも言いましょうか。アウアウ。
こういう組織が存在しているだろうな・・とは前から思っていました。この前、本ブログでもそこそこ中道派だったアン・ヒジョン氏がミトられた(Metooされた)ことをお伝えしましたが、
その後、アン氏側の弁護人は、性暴力の被害者とマスコミのインタビューが「事前に練習したもの」と主張し、事実確認を要求しましたが、裁判所に拒否されました。
アン氏が出馬する予定だった忠清南道知事には、文在寅氏が党代表だった頃に事務総長を努めた、親文派のヤン・スンジョという人が与党側の候補として出馬、当選しました。このときから、心の曇ったシンシアリーは「ああ、派閥争いが露骨になったな」と思ったわけでして。
※ヤン氏がアウレンジャーの一員なのかはわかりません。
何が言いたいニカ、とニダりますと(言いますと)・・誰がやっても変わらない、と言いたいだけです。
韓国社会は。
♨ 著書関連のお知らせ ♨
・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。
今回は2018年になってからの出来事、北朝鮮の非核化問題、南北首脳会談のこと、韓国社会の親北化、韓国社会にあふれている市民団体の政治権力化と直接民主主義への渇望、そして慰安婦合意不履行宣言のことなどを扱っております。
・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!
・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。