昨日、北朝鮮が急に『終戦宣言』を積極的に取り上げました。
北朝鮮の外務省が発表した談話によると、北朝鮮は7月27日(停戦協定締結65周年)に終戦宣言することを積極的に提案したものの、ポンペオ長官及び米国側がなかなか応じなかったとのことです。北朝鮮はそんな米国の態度に強い不満を表しています。
北朝鮮は「終戦宣言ぐらいしてくれたっていいだろうが」というスタンスで、米国は「時期尚早だ」というスタンスのようです。
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北朝鮮が狙っているのは、終戦宣言と、次のステップとなる「平和協定」によって、在韓米軍の存在意味を否定することでありましょう。前にも書いたことがありますが、韓国内では「終戦宣言すると米軍は出ていかないといけない」とする主張があります。
いつものことですが、やっかいなのは、韓国が「年内に終戦宣言するよ」という主張を続けていることです。板門店宣言でも、そんな内容が含まれています(年内の終戦宣言)。
A、B、Cが共通した協議に関わっているとします。Aが「はやく終戦宣言して!」と言いました。Bは「いい話だけど、どうかな」と言いました。Aが望んでいるからこそ、もっと良い条件を引き出そうとしているのです。
でも、Cが「年末まで終戦宣言やる!私ってば本当に中立的だよね」と喜んでいます。
いま、そんなところです。
http://v.media.daum.net/v/20180708184510513?rcmd=rn
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