いろいろピンチの京畿道知事、李在明(イ・ジェミョン)氏。急に「公共建設の原価を公開する」と宣言しました。
「イ・ジェミョン京畿道知事が公共建設事業のコスト資料を公開することと、標準の市場単価の適用を推進しながら、建設業界の反発が激しい。業界では、営業秘密の露出と、中小建設会社の被害が予想されるとし、反発する形だ。知事は、業界に公開討論を提案して関心を集めている・・」
https://news.v.daum.net/v/20180812070010384?d=y
前から韓国では「マンションの原価を公開せよ」など、原価にこだわる世論がありました。その話が広域自治体(京畿道)公認で出てきたことから、「全国に広がる」ことを懸念する声もある、とも。
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前々から書いていますし、「朝鮮半島統一後に日本に起こること」にも同じことが少し書いてありますが、
韓国人は思わしくない現実の原因を、「なにか理由があるからだ」とは思いません。「誰か加害者がいるからだ」と考えます。
「物が高くて買えない」というくだらない思考で優劣を決めている人たちにとっては、物を高く売る連中が加害者で、それが買える連中も、その加害者の一味でしかありません。
その思考パターンなりの『証拠』が、原価です。
だから韓国からは、付加価値や創造性の高いものは生まれません。生まれてもすぐ潰されます。
「韓国人はとにかくこの原価という言葉が好きです。何かを食べる時、買う時、見る時、住む時にも、いつも原価を気にします。
料理を食べながらも飯店とかでは「こんなの原価は~にしかならんよボッタクリだよ」と普通に言うし、何か買う時にも「こんなの高すぎる。原価はいくらだよ」と抗議するし、映画を見る時にも「制作費かなり使ったみたいだな」とかが褒め言葉だったりします。韓国のアニメや映画などで一作に制作費を使い過ぎでコケた大作主義が目立つのと無関係でもないかと思いますが、どうでしょう」
↑2011年7月2日の旧ブログより
しかし、不思議なのは、こういう原価とか公平とか加害とか被害とか、そんなことを主張する人たちと、最低賃金を上げるべきだと主張する人たちが、「層」が重なることです。原価がどうとか主張する人ほど、雇用主は悪で、被雇用者が善だと主張します。
ですが、すべての経済システムの根幹には人件費があります。物の価格を原価に近づけるほど、中間過程で誰かが首になります。誰かの人件費が削られます。すなわち、彼らは、「私は甲乙の乙だ。私が得をするために他の乙が被害を被るべきだ」と主張しているわけです。
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