チキンと古紙

また似たような内容になります。

雇用ショックとか青年失業とか、そういう内容が韓国で大きな話題になっていることもありますが、それらを「老人貧困」とつなげて考える記事があったためです。

韓国の老人貧困・・そういえば、本ブログでは古紙(ダンボールとか)拾いの老人たちを積極的に取り上げたりしました。それが青年問題と繋がるだろう、というものでして。

記事をまとめると、若い世代が親を扶養するのが韓国の伝統的な考えだった(この考えを「老後」の基本としていたせいで、年金制度など福祉政策が大幅に遅れたという側面もあります)のに、最近は親が青年の面倒を見るようになった、となります。しかも青年世代が暗号通貨、株式、青年創業など、ちゃんとしたノウハウも無しに「投機」もどきに人生をかけては大失敗し、借金を背負ったまま親のところで世話になることも多い、とのことでして。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

しかも、いままでは老人貧困は老人1人世帯(子女から扶養してもらえない)の問題だったのに、これからはそうでもない、という指摘があります。

<・・さらに、青年層が将来の貧困世代につながる問題は、OECDで最も高くなる高齢者の貧困問題にも直結する。世帯を一つの単位にして集計される貧困統計でこれまで高齢者の貧困問題が高かったのは、子供世代と離れて一人暮らしをする高齢者1人世帯の割合が高かったことも関連してある。しかし、子女世代と一緒に住んでいる60代の所得の減少が目立つ傾向であるのに、彼らを扶養しなければならない子供・青年世代の所得減少まで重なると、これらの世帯の実際の貧困問題はさらに深刻になる余地が大きくなる。青年世代の貧困問題を解決しなければ、高齢化の傾向と増える高齢者の親の世代に貧困が転移され、最終的には、親と子の世代が共に貧困に陥る危機が発生する恐れもある・・>

https://news.v.daum.net/v/20180819093532291?d=y

 

韓国の数々の葛藤、いわゆる「嫌悪」の1つに「世代間葛藤」があります。若い世代が世の不公平(=自分が豊かでない現実)を「親の世代のせいだ」としているのが、その嫌悪のキーポイントであります。

しかし、結局、青年貧困と老人貧困は別々に考えるものではなく、繋がることになる・・・そういう警告です。

 

文大統領「大丈夫です!北朝鮮で古紙を拾いましょう!日米は古紙拾いを制裁の例外にすべきです」

 

 

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