韓国、例の「相応措置」を米国と議論したものの、発表はできず

文大統領が南北首脳会談のあとに強調していた「相応措置」の件、続報です。

当然ですが、韓米首脳会談の前にこの件も韓米で議論は行いました。しかし、聯合ニュースの記事によると、「議論はしたものの、発表できなかった」とのことでして。

「状況に対する評価が、韓米で違うのではないか」、とのことです。~のではないかもなにも、違うに決まっているでしょう。記事から部分引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・大統領府の関係者は24日(国連総会、現地時間)、現地プレスセンターで記者たちに会って、「北朝鮮が要求した(非核化関連での)『米国の相応の措置』をどうするのか、韓米首脳が議論したのか」という質問に、「そう理解してもらってかまわない」と答えた。

しかし、この関係者は「相応措置」と関連した議論が具体的にどのように、どの程度まで進展したのかは、非常に言葉を慎んだ。北朝鮮が要求する代表的な対応措置を挙げるなら、終戦宣言と制裁緩和であろう。そのどちらでも、米国が相応措置に微温だったなら、その理由は、北朝鮮の非核化措置が相応の措置をとるほど具体的でなかったと(米国側が)判断した可能性が大きい・・>

https://news.v.daum.net/v/20180925114505755?rcmd=rn

 

多分、みなさんもこの記事を読んで「それはそうだろう(北朝鮮は米国が要求する非核化に何も応じていない)」と思われるでしょう。

ですが、韓国では、これが大きな記事になります。なぜなら、韓国は「えっ、なんで?文大統領の活躍で、北朝鮮がここまで譲ったのに」と思っているからです。なにせ、支持率が急に70%を超えるまで上がりましたから・・

 

実際、この記事すらも、「実はトランプ大統領は文大統領と深いレベルで話し合って、相応措置を考えているけど、北朝鮮に対する制裁に変化を起こしたくないから発表できないでいるのではないだろうか」という見方を書いています。

さて、いまもそういう世論が無いわけではありませんが、「文大統領がここまで頑張ったのに、なんで米国はここまで意地悪するのか」「米国はやはり日本の仲間で韓国の仲間ではない」・・・そんな世論が強くなるのは、いつでしょうか。

そう遠くない気もしますが。

 

 

 

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