韓国、来月1日から北朝鮮偵察を制限・・米軍側は反発

朝鮮日報、13日の記事です。韓国が、予定通り来月1日から北朝鮮に対する空中偵察を制限するとのことです。

朝鮮日報は「米軍側は完全には同意していないと聞いている」としながら、次のように書いています。

<・・南北軍事合意により、軍事境界線の南北に10〜40㎞以内が飛行禁止区域に設定された。このエリアでの空中偵察を禁止することにしたのだ。北朝鮮は休戦線付近に100万人を超える兵力と1100門の長射程砲など火力のほとんどを配置している。このような北朝鮮軍の挑発の兆候を事前に捕捉するために、私たちの軍は無人偵察機を導入したが、それらほとんどの検出距離が10〜20㎞であるため、事実上使えなくなってしまった。従来のRF-16偵察機などの探知距離も制限を受けることになった。

 

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それらの情報がなければ、精密打撃兵器システムも意味がない。侵略を防ぎ、平和を守るためには、まずなにより北朝鮮軍の動向をリアルタイムに把握しなければならない。これが難しくなったのだ。軍は「韓米協調の下、遠距離偵察資産、高高度の有・無人偵察機、人工衛星などを運用して北朝鮮を監視しており、問題ない」という言葉だけを繰り返す。じゃ、今まで軍は何のために必要もない偵察のために膨大な税金で偵察機を買ってきたのだろうか。

米軍が運用するU-2など偵察機と偵察衛星は北朝鮮の後方地域の核施設などの監視が主な任務である。韓国軍が軍団級以下部隊に、独自の無人機の導入を推進してきたのも、そのためであった。たとえ米軍の偵察資産を前方地域の監視に投入するとしても、24時間、韓半島上空に浮かんでいるのは不可能である。前・後方偵察能力の両方が弱体化するしかない。

米軍偵察資産の支援を円滑に受けることができるかも疑問だ。トランプ大統領は駐韓米軍撤収を簡単に話しだす人である。米軍は、飛行禁止区域の拡大に今まで完全に同意しているわけではないという。もし韓米同盟の亀裂があったら、韓国軍は「目」なしに戦うことができるのか。 「まさか」そんなことはないだろうとでも思っているのだろうか>。

https://news.v.daum.net/v/20181013030919233

 

記事の題「米軍同意無しに、20日後には北朝鮮への偵察を制限」のとおり、同盟国の同意も無しにこういうのをやるのは、さすがに驚きです。

それに、米軍側は完全に「無視された」立場になります。軍事合意は南北首脳会談で決めたことですが、普通は「その前に」米軍側と話し合って、やるのかやらないのか、やるならどのぐらいのレベルでやるのか、そんなのを決めてから会談の議題にすべきだったのでしょう。完全に米軍を「無視」した形になります。

 

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