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最近、韓国側のネットを見ると、「何が狙いだ」という趣旨の文章が頻繁に目に入ってきます。前からそうでしたが、最近になってさらに増えたような気がします。
日本語でもっともニュアンスが合いそうなので「何が狙いだ」と書いたものの、実際の書き方は様々で、「意図」「底意」「別の目的」「陰害(姿を表さず不当な方法で他人に被害を及ぼす)」などです。
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例えば、就職できなくて、家計の役に立つことができず、責任を感じて苦しんでいる人、A氏がいるとします。
すると、Aのまわりにはこのような意見が集います。「本当に責任を感じるべきは大統領です。あなたが責任を感じると、その分、大統領の責任が軽くなってしまいます」。
ここでAが「いや、私が至らないからこんなことになったのです」と答えると、ほぼ間違いなくこんな意見がAを責めます。
「あなたは、実は『わたしたち(就職できないでいる人たち)』が悪いと言うためにそんなことを言っているのでしょう?」。
意図も底意も、言葉のチョイスがどうであれ、それらは、結局は「お前、実は私に害を及ぼそうとしているのだな?」という被害妄想にすぎません。
「誰のためでもない。私がこう考えたいからこう考えているし、私がこうやりたいからこうやっている」とする考え方があるから、民主主義というものも成立するのではないか・・とも思うのですが。
韓国社会は、全てにおいて「なにか狙いがある」という見方をしないといけない、そんな風潮が広がっています。
「誰かが不当な手段で、私の正当なる権利を奪った」とする、恨(ハン)の情緒。それが社会にもっと露骨に現れつつある、と見るのはどうでしょうか。
でも、不思議ですよね。「自分とまったく同じ意見」を言う人に対しては、何の疑いもなく涙を流しながら喜ぶ、それもまた韓国社会です。
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