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明日、全斗煥元大統領がまた被告人として法廷に立つことになりました。「死者の名誉毀損」です。
YTNは「全斗煥氏が最後に法廷に立ったのは、1996年の暴動などの疑いで、1審で死刑を宣告されたときです。以後無期懲役に減刑された後、特別赦免で釈放されましたが、反省のない態度で非難され、24年ぶりに、被告人席に戻ることになりました・・去る7日、裁判所が勾引状を発行し、圧迫を感じた全元大統領は24年ぶりに再び被告席に立つことになりました。」と報道しています。
https://news.v.daum.net/v/20190310053601447?d=y
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全元大統領は、2017年に出版した回顧録で、ちょうど話題になっていた「光州民主化運動で軍がヘリ射撃を行った」件を否定し、ヘリ射撃を証言した故チョ・ビオ神父を「悪質な嘘つき」、「仮面をかぶったサタン(悪魔)」と書きました。この件が、「死者の名誉毀損」になったわけです。
死者名誉毀損は、虚偽の事実を摘示して故人の名誉を毀損した場合に成立します。嘘でない場合は成立しません。すなわちこの件は「ヘリ射撃があったか、無かった」が、成立の分かれ目になります。検察は「光州で出撃していたヘリコプターのパイロットや市民などを対象にヘリコプター射撃や全元大統領の介入があったかどうかなどを調査したが、ヘリ射撃はあった。だから全斗煥氏の死者名誉毀損は成立する」と判断しました。
最初からこの件は、チョ神父の名誉などどうでもよく、ただ「ヘリ射撃があった」ことを法的に認めさせるのが目的だったのでしょう。
http://v.media.daum.net/v/20180506083743175
http://v.media.daum.net/v/20180506115759569
一部では「全氏を自宅から手錠をかけて法廷に強制勾引すべきだ」という主張もありましたが、全斗煥氏が自ら出席すると明らかにしたので、そこまではいかなかったようです。
本ブログ、前から「朴槿恵氏、李明博氏の後は、全斗煥氏の番になるのでは」と何度か書いてきましたが・・いまのままじゃ、本当に有罪が追加される見込みです(※盧泰愚氏は、病気で身動きができない状態だと言われています)。
余談ですが、全氏側は、すでに回顧録(該当部分が収録された1巻)はこれ以上販売しないと明らかにしています。
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