「当局者は気をつけろ!私は気をつけなくていいけど」

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ソウル大の教授が、日本にとって天皇がどういう存在なのかに関して無駄に長い文(本の紹介など)を書いています。

朝鮮日報の記事ですが・・「日王」ではなく「天皇」と書いてあったので、あ、珍しいな・・と思って読んでみました。

しかし、「明治維新は王政復古だった」としてまるで明治維新によって日本が天皇の絶対権力の下に入ったようなニュアンスで天皇の戦争責任まで言及しておいて、直後に「明治維新の頃から天皇は権力じゃなく権威になった」とするなど、「実質的識字」に必要な何かが足りない、そんな内容でした。

その中で、ある部分を1ヶ所だけ紹介します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・それだけでも約1500年間、一家で日本の王の役なんかやっておる。世界の史上、類例がないことである。

これは、日本では易姓革命、すなわち王朝交代が一度もなかったということだ。国(奈良)時代を好き放題できた仏教勢力も、平安時代に天皇権力を上回った貴族も、そして約700年間政権を占めていた武士勢力も、いくつかの例外を除いては、天皇の座を奪おうとしなかった。これもまた驚くべきことである。

古くから日本人はこれを置いて他の国と比較することができない日本の美徳だと自賛してきたが、それがそんなに自慢することかは分からない。とにかくこんなに長久な歳月の間、特別な存在であり続けたから、天皇が日本人たちに格別の意味を持つだろうということだけは推測できるだろう・・>

https://news.v.daum.net/v/20190427030359255

 

そしてこの記事は、「日本の嫌韓感情をもっとも刺激したのは、李明博大統領の天皇謝罪発言だ」としながら、こう終わります。

<・・したがって、私たちが天皇の問題を扱うとき、いかにも慎重に、細心の対応を払う必要である。責任ある当局者は、深い考え無しに発言することは、領土や歴史問題の解決にも、さらには私たちの国益にも役に立たないだろう>。

 

どうでしょう。

まず、天皇というのを「長期執権した政治家」ぐらいしか思ってないことがわかります。というか、「一家」でなくなれば、その時点で天皇ではなくなるのでは。

天皇を「政府(政治権力)」みたいに見ているから、「長い間、政府転覆もできないバカな日本」という見方になってしまったのでしょう。この教授は。

そもそも、「政府転覆する理由が見いだせない」より、「とにかく政府転覆がしたい」のほうが問題のはずですが・・この教授さんも「ろうそく革命」とかを称える派、なのでしょうか。明治維新そのものが改革だったことには触れず、改革が何のためにあるのかを考えず、「政府転覆が無かった日本、それは自慢なのか?」とだけ考えるところなど、いろいろツッコミどころがあります。

 

しかし、本ブログで扱いたいのは、この教授の自己矛盾の方です。

 

引用部分のある文章を見てみましょう。「日本の王の役なんかやっておる」は、意訳ですが、間違ってないと自信があります。原文では「日本の王のノルッをしている(일본의 왕 노릇을 하고있다)」です。機械翻訳にかけてみると、「日本を支配している」「日本で王の役割をしている」になるでしょう。もしこの記事の日本語版がどこかに載っても、そういう訳にやるでしょう。しかし、それは訳としてダメです。

 

ノルッというのは、「職業や役割を見下す表現」の言葉です。辞典で例文を探してみると、「人の召使いノルッなんかやめてしまえ」などがあります。

すなわち、言葉「天皇」を使っていても、結局はこの教授も、上からの目線にすぎないわけです。こんな大学教授が「当局者は、天皇については言葉に気をつけるべきだ」と大手マスコミに記事を書いている・・そしてそれがこうして、ブログで紹介される。

これこそ、嫌韓が増える大きな一因でありましょう。

 

 

 

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