文書は韓国の敵?

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「ノムたん」盧武鉉大統領の頃、日韓基本条約関連の文書の一部を「公開するぞ?公開するぞ?いいのか?いいのか?」としながら、ついに公開したことがあります。でも、その中身は、韓国民が期待していたものとは、違うものでした。日本が「本当に個人補償はしなくていい?」、韓国が「いいて、政府が全部処理するから気にするなよ」と話していたことなどが明らかになり、結局、韓国政府が個人補償を行ったりしました(「慰安婦・原爆・サハリン残留同胞問題」は解決されていないと無茶を言っていた盧武鉉政府ですが、それでも個人賠償だけはもう終わったと認めました)。

同じ流れとして、韓国の市民団体はは米国政府に対して「518(光州民衆化運動)関連機密文書を公開せよ!公開せよ!」と要請してきました。一部を消したバージョンなら公開されていましたが、実は1~2年前から韓国「政府」も米国側に同じ要請をするようになり、40年ぶりに、先週、さらに文書の一部が公開となりました。ですが、その内容が、韓国側が期待していたものとはちょっと違うようです。

 

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まず、個人ブログなどで話題になっている内容の中、確実にソースが見つかるものだけ、2ヶ所、紹介します。マスコミからはほとんど情報が無いので個人的に調べたものとなります。今回公開されたものなのか、それとも前回公開されたものが今になって話題になったのかも不確かです(タイミングからすると間違いなく今回公開されたものだと思われますが)。その点、ご了解ください。

 

以下、POKG ISSUES ITS OFFICIAL REPORT ON KWANGJU INCIDENT(1980年6月3日)という文書の一部です。全文リンクは「U.S. Embassy & Consulate
in the Republic of Korea」の「Our relationship」の「May 18 Documents」の一つです。外部リンクとなるのでご注意ください

 

まず、まっさきに目に入るのは、「2」の、光州民衆化運動を「riot」と書いている点です。これは、「暴動」という意味で、韓国側がもっとも聞きたくないと思っているものです。

また、professionally instigated and attained proportions of [mass hysteria]で、「専門的に扇動された」という記述も気になります。これもまた、韓国大好きな「市民の自発」という側面とは相反するものです。

さらに気になるのは3で、暴動は「共産主義者(communist agents)」と「金大中支持者」によるものだ、となっています。ここ、一部のマスコミで「金大中の支持者によるもの」の部分は紹介されましたが、共産主義者という内容は報道を見た記憶がありません(私が見てないだけかもしれません)。

とはいえ、別に何の問題もなく、話題にもならず、いつもどおり「518マンセー」です。大統領は次の憲法前文に入れると公言していますし、文句を言う人もいません。不思議なもんですね。「安倍によるもの」と書いてあったら今頃大騒ぎになったかも・・

 

 

 

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