「儒教徒たちの理想郷は朝鮮王朝で、その復活が北朝鮮である」

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「抗日運動は『儒林(儒教徒たち)』勢力による抵抗であり、彼らが日本と戦った理由は、前近代的な朝鮮王朝のシステムこそが、朝鮮半島の儒教的に正しいものだったからにすぎない。そして、戦後、彼らが作ったもう一つの朝鮮王朝が、北朝鮮である」。そういう主張があります。

私はこの主張には価値があると思っていますが、韓国では、この主張はいつも「だから、正しい抗日運動は李承晩派のものでした!保守右派はいいぞ!うちの思想かわいい!」・・というとんでもない結論に向かってそのまま終わるのがほとんどです。

「反日は左派のせいだ」類の主張もそうですが、いいところまで突っ込んでおいて結局は「右派が正義」な結論になってしまうのは、実に残念なところであります。とはいえ、興味深い見方であるのは事実。前にも別の部分を引用したことがありますが「ペン アンド マイク」の記事から、該当部分を引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・閉鎖・孤立・鎖国を通じた封建秩序の存続を追求した朱子性理学(※以下、朱子学)たちは、朝鮮の両班官僚であり、両班官僚になるはずの儒教勢力であった。彼らはインドのカースト制度よりも残酷で過酷な朝鮮の身分構造を、王朝が滅亡するまで必死に守ろうとした・・

・・特定家門の勢道政治(※または世道政治。王の親族または側近になることで一族全員が権力を振るう政治システム)を通じた権力の相続、教育の世襲により、広大な土地を所有・数百〜数千の奴婢の労働力を搾取し、子々孫々強大な富を享受してきた集団が朱子学者たちであった・・

 

・・彼らの世界では、朝鮮王朝こそが地上楽園、ユートピアであった。同じ民族を奴婢として売買する悪質な奴隷国家という非難が提起されようと、民が次々と死んていこうと、それは彼らの知るところではなかった。自分の富と権力の享有と相続のためには、朝鮮王朝が絶対に必要だった。朱子学者たちは必死に近代化に抵抗し、改革開放勢力を無慈悲に弾圧した。賎民どもが近代化を知ると、抵抗勢力になる。個人の自由とか、議会とか、貴族と対等に話すとか、そんなことは大逆罪に該当する。彼らは開花勢力の人たちを、3代まで殲滅した・・

・・そのユートピア朝鮮を、改革・開放・近代化の名で踏みにじった悪魔は、人間の類にも入れない西洋の野蛮人たちと、西洋人の手先である「日本人」だった。特に、未開野蛮国だった倭奴チョクパリの朝鮮侵略は、朱子学者たちは到底許すことができない暴挙であった。彼らは義兵を起こしユートピアを守るために帝国主義日本に抵抗した。日本への抵抗の中心には、いつも朱子学者たちがいた・・

 

・・彼らが守ろうとしたものは、領土と民の生命と財産ではない。自分たちの既得権を維持するための王朝体制、身分制、搾取構造を合理化させてく朱子学・性理学的価値観であった。今日、北朝鮮こそが、完全なる朝鮮王朝の復活である。王朝創業者が李氏から金氏になっただけで、素晴らしい世襲システムと、朱子学に置き換わった不滅の主体思想と首領論で武装したファシズム全体主義の極致を、世界万国に誇っている・・

・・彼らの思想の根は閉鎖・鎖国であり、共産党が両班を代替した階級独裁だ。封建王朝体制維持のために、人民の移動の自由まで制限する地球上最悪の失敗国家だ。そんな世界をユートピアだとして憧れる主体教信者が、韓国にもいっぱいいる・・>

http://www.pennmike.com/news/articleView.html?idxno=33211

 

 

 

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“「儒教徒たちの理想郷は朝鮮王朝で、その復活が北朝鮮である」” への66件の返信

  1. >封建秩序

    朝鮮では王族が地方領主として封じられてたんですか?完全中央集権だと思ってた。

    1. あ、朝鮮王が中国から地方領主として封じられてたってことか。

  2. 封建秩序という用語は朝鮮史においては相応しくないと思います。封建制とは王が諸侯の土地支配権を認める代わりに諸侯は王に忠誠を尽くすという統治システムですから。むしろ古代専制秩序と言った方がいいかと。中国もそうです。中国では封建制は周で終わりでした。あとは古代専制国家体制の時代に入ります。北朝鮮はまさに元に戻ったのです。ただ名称は朝鮮民主主義人民共和国ですが^ ^

  3. 北朝鮮の統治の方が朝鮮民族にとって精神が安定するのかもね。
    日本には神道、仏教や天皇制があるが、韓国人には精神の支柱がない。
    過剰な反日、カルト宗教など韓国人は何かすがれるもの、心の拠り所を必死に探しているように見える。

  4. 客観的に考えて、事実を良く捉えていると思うなぁと思うし、観察しているなぁと思う。しかしだ、理解できる南朝鮮人を数えたとしたら片手で足りるだろうな。

  5. そこまで踏み込んだなら、北朝鮮の支配者と独立運動家の
    指向の差異にまで踏み込まないと意味ないですね。それで
    李承晩だってそいつらと全く変わらない人種であることに
    触れちゃうと保守派のアイデンティティが崩壊するので
    難しいのだろうけど、結局ポジショントークという軛から
    抜け出せないうちは左派否定ありきの戯言と捉えられて
    誰の心にも響かないであろうことは間違いないです。

  6. 抵抗勢力とか日本と戦ったとかさらっとファンタジーを織り込むところがブログ主にとっては価値見いだす部分なのかね。

    過不足なく事実を説明してるようできっちり韓国人の歴史観をぶちこんだ虚言じゃねーかw

  7. 抗日運動ねぇ…
    たとえば、韓国人が大好きな3.1で集まった人数と、日本の軍隊に応募した人数(もちろん、半島人な)を比較したことあるのだろうか。

    イルボンのような未開野蛮国に発展させて貰った路上脱糞国は、救いようがないってことだな

  8. それで、未開野蛮国だった倭奴チョクパリがおこした暴挙の延長線上にある国より、朱子学者のユートピア朝鮮の方が良いのですかね?
    元記事見ればいいのでしょうが、その気にならないな。

  9.  この記事にあることはとても重要だと考えます。日本人には理解できない北朝鮮支持の「左派」の心性構造が通時的に理解できるからです。
     「王政復古」は「既得権益の復活」です。「理」で韓国人を考えると日本人には理解できません。「利」で考えてこそ初めて整合性がとれます。

     共産主義自体は「理」の産物です。韓国(朝鮮)の共産主義は「利」の産物です。南北問題をイデオロギー対立と考えると、韓国人を理解できない。「利権の問題」です。「利」の問題に還元して初めて理解できます。韓国の朱子学は「利」の既得を正当化する方便に過ぎません。

    >「だから、正しい抗日運動は李承晩派のものでした!保守右派はいいぞ!うちの思想かわいい!」・・というとんでもない結論に向かってそのまま終わるのがほとんどです。

     とんでもない結論ですが、根本が「利」の綱引きです。逆にこの結論がなければ「主張の意味がない」のです。「うちの思想」というのでイデオロギー論争と考えがちですが、なんということはない。「利」の問題です。

     韓国人を理解する上で必要なことは「思考に重層性がない」ということです。言い換えれば「深読みの必要がない」。日本人は自分たちの思考の質でしか他者を計れません。それ故、韓国人を理解できない。

     米国のテレビ番組で「こんなテレビ番組があったらどうだろう」という番組がありました。複雑な仕組みのものが提示されました。司会者が「おいっ、それは日本人でもなきゃ楽しめないよ」(一同爆笑) というのを観ました。米国人は日本人をどう捉えているのかを理解した気がします。他国から観た日本人は「複雑に物事を考えようとしすぎ」ます。

     世界の思考はもっと単純で、その単純さの極みにいるのが「韓国」です。「屁理屈の仮面」をかぶっているので複雑に見えるだけです。ですから、国際的な紛争調停で「日本が韓国に負ける」場合が存在します。「日本が理詰めで考え、正しいので大丈夫だと高をくくったもの」が覆されます。

     日本人は「国際的なものは理で計れないことがあるから予断できない」と教訓にします。違います。日本人の思考が「理に偏りすぎ」ていて、シンプルな韓国のほうが訴求力がある場合があるのです。韓国人の他国への賄賂もシンプルです。「利」の問題を「利」で解決しているだけです。日本人は「理」で完封しているのだから「利」は必要ないと考えます。対抗はしないといけないというレベルの「利」を使うだけです。

     2002年のW杯招致の時には、それで煮え湯を飲まされたと思っています。鄭夢準のシンプルな「利」の哲学に、日本の理詰めの下準備が負けた。そういうものだと理解しています。

     韓国人を単純化して分析します。必ず空白ができます。十分な分析材料を持っていないからです。複雑に分析すると空白が目立たない。それを気にすることも少ない。

     この記事は日本人が韓国人の思考を考える上での「空白を理解する」上で、とても大切だと考えます。韓国はなるべくシンプルに分析して理解すべきです。そこでできた「空白」の理由と矛盾を考え韓国理解を深める。「複雑な思考」になれた日本人。

     韓国を理解するための「単純さ」を、日本人の思考の「複雑さ」の前提に置くべきだと常々考えています。

    1. 良い論考ですね。

      褒めたついでに、ショートコント
      「きみたちって【利】で考えてるの?」
      「昔は【李】で考えてたニダ」
      「今は【金】で考えてるニダ」

      1. 補足
        「思考に重層性が無く、屁理屈の仮面を被って、複雑なように見せかけている」というところがポイントですね。

        それから、彼らの考える「利」が、
        「自分たちで何か有用な事をするための権益確保」ではなくて
        「自分たちは働かないで生きて行くための収奪」である、
        というのを、付け加えさせていただきます。

        支配層のこの「基本的願望」と「その願望を実現するための社会構造の成立」が、朝鮮民族を腐らせたのだと思います。
        高麗王朝後期からとすると、1,000年モノだけに、よく腐ってます。

        1. リプライありがとうございます。

          >「自分たちは働かないで生きて行くための収奪」である、
          というのを、付け加えさせていただきます。

           これについては「上位者が働かなくてもいいのに自分たちは働かなくてはならない」という気持ちだと思っています。怠業そのものを目的としていると言うより、「なぜ優れているはずの自分が劣っているやつより働かないとだめなのだ」という意識だと思っています。

      1.  ご批判ありがとうございます。なんとか伝わるよう整理したいと思います。

        1. いや、すごくいい。
          わかりやすい。
          とろいやさんの補足もいい。ショートコントも面白く補足的にもなってるし。

          (´゜ω゜) わおー! の一言です
          お見事ニダ
          本当に座布団5枚です。

          1. ご評価ありがとうございます。

             読みにくいと行っておられる方がいるのは事実です。それはそれとして受け止めたいと思っています。またご評価くださる方がいるのも事実です。

             人に物事を伝えるのは難しいなと感じます。

    2. 韓国人は単純だ、韓国人は利が重要だ、だから韓国人は利で釣れる!ってのが日本ネトウヨの基礎精神なんですよね。

      小金さえ与えておけば、ゴブリンなんざ自由に使役出来るって。
      結局それが毎回日本が負ける原因なんですよ。

      韓国が必死なのに、最初っから日本は舐め腐っているからねぇ。

      1. クネちゃんは、10億円ぽっちの小金でイアンフ合意を結んだけどなw

        おかげでアメリカからも見捨てられ、『イアンフ活動』が崩壊しかかってて笑える状況だw

      2. >七誌さん

        うーん、ちょいと違います。
        ここでの利とは、小金のことではないのです。根本で言えば「収奪の利」です。
        で、それを得るための行動原理は「理」からでなく「利の綱引き」からきています。
        「利」を見れば、行動がよりわかりやすくなるよ、ということです。

        ゴブリンの使役することでも、利で釣ることでもなく、人の行動の原理なのです。
        日本人は理ではなく利で考えたら韓国側の行動がわかるよ、って話。

        そんな難しい話でもなく、たぶん七誌さんは直感(肌感)でわかる類のもの。

        1. 「ここの檻にバナナを入れて、取れば入り口がこのように閉まります。あ、向こうで見ていたゴブリンが来ました。再度バナナをセットして退避しましょう」
          「ガシャーン」(罠作動)
          A「なぜ、引っかかる!飢えとリスクを考えてのことか?」
          B「いや、我々が危害を加えないと思っているからだ!」
          C「自分で罠を破るつもりなのか!」
          七「え、そこにバナナがあったからでしょ?」

          まあこんなことかと。
          理のアプローチをしていると、考えすぎて見失うもの(見えなくなるもの)もあるってこと。
          ちゃんと述べられています。

      3. リプライありがとうございます。

         韓国人には「利の相克という行動原理がある」と、韓国人は「だから利で釣れる」と考えることの間には隔たりがあると考えています。

  10. 「未開野蛮国だった倭奴チョクパリの朝鮮侵略」
    これが人種差別意識の典型ですな。
    ちなみに
    昔の日本人は、
    アメリカを鬼畜米英と呼びましたが、
    こういう蔑みは基本ありません。
    この差別意識が未だに続いている。
    恐ろしいものです。

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