ニュース1の記事に、「韓国では、習近平主席の訪韓を9月から11月と見ている」という内容がありました。他はともかく、香港保安法で支持・反対が明確に分かれているこの時点で「9月訪韓」の話が出てくるとは、さすがに尋常ではありません。以下、ニュース1の記事から部分引用してみます。いつもよりちょっとだけ引用長めです。
<中国の外交政策を総括するヤンツェチー(楊潔篪)中国共産党外交担当政治局員が、早ければ今週でも韓国を訪れることが分かった。これにより、習近平中国国家主席の年内訪韓も、実現する可能性が高まった。
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16日、外交関連情報筋によると、韓・中はヤン政治局員の訪韓日程を調整中だ。韓中外交当局は訪韓日程を具体的には確認しなかったが、ヤン政治局員は、早ければ今週にも韓国を訪れると伝えられた。ヤン政治局員は訪韓の際、カウンターパートであるソ・フン大統領府国家安保室長をはじめ、韓国側の外交安保ラインの主要人物たちに会って、韓半島情勢などについて議論すると予想される。
年内に推進されている習近平主席の訪韓日程の調整もあると思われる。先に韓中は、今年の上半期に習近平主席の訪韓を推進するという方針だったが、新型コロナウイルス感染症の拡散で不発になった。外交情報筋の間では、習近平主席の訪韓は早ければ9月、遅くとも11月頃だとの観測が出ている・・
・・ヤン政治局員の訪韓を控えて、「自主派」との評価を受けるいるチェ・ジョンゴン大統領府国家安保室平和企画秘書官を外交部第1次官に任命したことも注目すべきである。チェ1次官の抜擢を通じて、南北関係回復のための外交的解決策を用意するという意志が見られるだめた。チェ1次官がTHAAD導入に反対していたことで、「親中人事」という評価も出ている。
ただし、コロナ19責任論と「香港保安法」などで激化した米中の対立が最高潮に達している中、中国高官の訪韓は、米国を牽制し、韓中の協力関係を再確認しようとする意図も敷かれていると思われる。一部では、ヤン政治局員の訪韓は、「米国の中国の孤立戦略に参加しないでくれ」というメッセージではないのか、という解釈も出ている・・(ソース記事:ニュース1、外部リンクにご注意を)。
いや、この時点で「~というメッセージではないのか」と言われましても。のかもニカもなく、間違いなくそういうメッセージでしょう。
個人的に、ヤン氏の訪韓(そして習主席の訪韓)の主な目的は、米国の中距離ミサイル配置の件だと思っています。マーシャル・ビリングスリー米大統領特使は、日本経済新聞との電話インタビュー(16日付け記事)で、「同盟国(日本、韓国)と中距離ミサイル配備を協議中だ」と話しました。「中国の核戦力がもたらす重大な脅威だけでなく、同盟国を守る能力についても、アジア関係国と協議していきたい」とも。中央日報の16日にこの件を記事にし、「中国との関係上、韓国としては非常に困難な状況になる」としています。ソース記事は中央日報です。こちらも外部リンクにご注意を。
「習近平主席が日本にも行かず韓国を訪れて、それっぽいこといっぱい話すよ」の条件だけでも、韓国が乗るでしょう。米国の中距離ミサイルだと、北朝鮮との関係、および国内市民団体との関係も悪化するでしょうから。
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