一時は、『日帝がムグンファ(ムクゲ)を潰した』『日帝が民族抹殺のために、わざとトイレの前にムグンファを植えた』など、日帝大魔王に逼迫された抗日の花みたいに美化されていたムグンファ。
しかし、最近は、『実はムグンファは日本で大事にされていて花だ。日の丸や旭日旗も原型はムグンファだ』『そのムグンファを、領土が無窮に広がるという意味も込めて、日本は朝鮮半島に植えまくった』、『それを、愛国歌(国歌)を作詞した親日派ユン・チホがそのまま国歌の歌詞にしてしまい、今に至る』、『国花を別の花に変えるべきだ』という展開になっています。以下、聯合ニュースの記事から部分引用してみます。
<・・日本では自国の『神花』であるムクゲの象徴と歌を簡単に見つけることができる。日の丸の原型は日の丸品種のムクゲであり、旭日旗の原型は、宗旦品種のムクゲだ。明治天皇(※原文では『日王』)は1870年、これらのムクゲをそれぞれ形象化した日の丸と旭日基を国旗と軍旗に制定した・・(ソース記事:聯合ニュース、外部リンクにご注意を)>。
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この点について、「毎日経済」が、『じゃ、次の国花は、日本人が嫌いな花を選ぶといい。そんな花あったけ』という面白い皮肉を書いています。ここからは毎日経済の記事です。
<・・今年、光復節を控えて出版されたある本には、ムグンファを「花に偽装した旭日旗」と規定している。いままでムグンファに付きまとったのは美学論争だった。しかし、それが親日論争に飛躍ししてしまったのだ。ムグンファがなぜ親日なのかという本の主張に興味があるなら、直接読んでほしい。読む価値があるとおすすめは出来ない。
この本を監修した人は、金元雄(キム・ウォンウン)光復会長だ。彼は「私たち国民の大多数は、ムグンファを韓民族の伝統の国花だと間違えてきた」とし「ムグンファを全国土に普及することが日帝植民地政策とつながっていたという事実を知って、ショックを受け倒れそうになった」と書いた。光復75周年記念の辞で「民族反逆者が作曲した歌を国歌に定めた国は、全世界で大韓民国国だけだ」と国歌を別の歌に変えるべきだと主張しただけでなく、どうやら国花も変えたいようだ・・
・・私たちが愛してきたムグンファが、日本でも貴重な象徴とされたことによって「廃・国花」すべきか。じゃ、日本人が好きではない花って何だ。
他人を意識して、自尊心を投げ出すのは、なさけないことだ。この国では、大切なものであるほど、日本と繋げるために熱を出している。国土に日本が打ち込みたは鉄の棒を探し回る風水師のように、国歌もムグンファも、親日の疑惑を見つけるために、暴いて、言いがかりをつける。それを「民族精気の回復」だと主張するのか。それは、信念か、迷信か(ソース記事:毎日経済、外部リンクにご注意を)>
戦後、ムグンファは国花にするにはあまり綺麗ではなく、もっと綺麗で万人受けする花を国花にすべきだという論争がありました。また、本エントリーとしては、「ある本」の内容が無いと話にならないと判断、先に聯合ニュースの記事から引用しました。カン・ヒョベク、慶熙(キョンヒ)大学法務大学教授の『2つの顔のムグンファ、国家象徴の立て直し』という本です。
しかし、面白い指摘です。「じゃ、日本人の嫌いな花を国花にしろ。でもそんな花、あったっけ」。記者さんは皮肉で書いたでしょうけど、反日の心理としてはとてもリアルな指摘です。
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