本エントリー、記事の引用だけです。他に書く必要もないと思いましたので。これで、今日、少し早めに更新終わります (・∀・)ノ
新型コロナ感染者の動線(感染者の移動経路・訪問履歴など)公開による副作用は、前々から結構記事になっていました。新型コロナ患者、別に嘘をついたわけでもなく、指示に従って治療を受けただけの患者たちが、動線公開により簡単に特定され、本人、家族、そして職場(店)が、『K・ヘイト』のターゲットにされていたわけです。記事で扱っている事案は3月~4月のものですが、いままでに比べるとかなり具体的に書かれている記事があったので、紹介します。
<感染症の影は、ウイルスよりも大きく、暗い。ウイルスが去った後にも、嫌悪と差別は残り、育つ。ただ感染症にかかったという事実だけで「相手にしてはいけない人」にされ、感染者が留まった(※訪れた)という事実だけで「訪れてはいけない場所」にされてしまう。購読していた新聞が突然配達されなくなり、出前を取ろうとしても、住所を言うと、『もう材料が切れた』と拒否される。
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ほんの少し音がしても、窓の外を気にかける。店の前を車が通り過ぎるだけで、手足が凍りつく。誰かが突然悪口を言ってくるのではないか、誰かが後ろ指を指しているのではないか、不安な気持ちが消えない・・
・・新型コロナ感染が確定したキム氏は、一瞬にして「全北10番、全州3番(※患者を地域と番号で識別します)」になった。金氏が感染判定を受けから間もなく、関連報道があふれた。 「よりによって飲食店経営者か」という題で、ネットにはキム氏の店の名と場所、金氏の身元が露出された。 『くたばって当然だろう』『死刑にしろ』などのコメントが数百件も溢れた。
37年間メウンタン(※韓国の魚料理)に人生をかけ誇りに思っていた、60代後半のキム氏夫婦の店は、突然「コロナレストラン」になってしまった。レストランの前を通る人たちは「この店だよ、コロナ」と言った。ポータルサイトは、金氏の店関連検索語に「コロナレストラン」を提示し始めた・・
・・保健当局は、3月5~18日、金氏の動線を公開した。着実に通っていたジム、生活必需品を買いに行ったスーパー、風邪気味などで訪れた医院、すべて公開された。人々は竹島淡水メウンタンをほっとけなかった。お店に一日に100通以上電話がきた。 「早く速くくたばれ」「その店潰れてしまえ」「いますぐこの地域から去れ」。悪口、暴言があふれた。疑心も非難も、終わることがなかった。キム氏の婦人は「あんたの夫が新天地の女とま浮気するからこんなことになったんだろうが」という暴言を受けなければならなかった。夫婦は疲れた。押し寄せる電話にこれ以上出る力すら無くした頃、店は看板を下ろし、電話も減った・・
・・いなくなったのは、客だけではなかった。新聞配達員も感染を恐れたのか、新聞を配達しなかった。出前を取ろうとしても、常に拒否された。体調が悪いときにいつも診てくれた医院からは、「来る必要ない。症状を教えてくれれば処方箋を薬局に渡しておく」と言われた。新型コロナは治ったのに、新しい病気にかかってしまった。潔癖症、睡眠障害、パニック障害、うつ病などなど。
金氏夫婦は、ウイルスに対する強迫観念で、週に消毒剤を1本まるごと使ってしまう。手が真っ白になるまで消毒剤でこすり、またこする。じっと座っていると心臓がドキドキし始める。寝てる途中に急に起きて、ため息をつく癖もできた。部屋の中をぐるぐる回るだけで1日が過ぎてしまうこともある。社会の烙印は、明るく活気あふれた夫婦に、憂鬱感やパニック障害をもたらした・・(ソース記事:東亜日報、外部リンクにご注意を)>
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