韓国紙『日本国民は安倍の辞任を心待ちしていた。辞任表明の後に支持率が上がるのがその証拠だ』

安倍総理の辞任表明のあと、全般的に支持率が上がり、各紙の調査で安倍政権を「評価する」とする意見が圧倒的でした。この点については韓国紙もある程度は認めている部分です。韓国日報は関連記事で、次のように報じています。

<・・在任首相が辞意を表明した後に内閣支持率が急上昇するのは異例である。今回の調査(※読売新聞4〜6日電話世論調査)では、安倍政権の実績を肯定評価した回答は74%に達した一方、否定評価は24%にとどまった・・・進歩・保守性向を問わず、他のメディアの世論調査も同様の傾向を見せている・・・今月2〜3日の朝日新聞の調査で、安倍政権の実績を肯定的に評価する回答が71%で否定の評価(28%)を圧倒した。このような気流は自民党総裁選挙で「安倍政権継承」を打ち出した菅義偉(菅義偉)官房長官に追い風となっている・・>。

 

ですが、ソウル新聞が『辞任表明後に支持率が上がるなんて屈辱だ』という記事を載せました。やめると表明した後に支持率が上がるのは、失敗の証拠だというのです。詳しく、どういう理屈7日、以下、部分引用してみます。

 

<(題)安倍の屈辱…辞退表明すると支持率15%ポイントも垂直上昇

コロナ19不良対応などでずっと底だった安倍晋三 日本総理の国民支持率が、辞退を一週間前にして15%ポイントも垂直上昇した。皮肉にも、もうやめようと言い出したらこの結果だ。彼の辞任を、日本国民がどれだけ待ち望んでいたかよく分かる下りだ。

読売新聞が今月4〜6日実施、7日に公開した「9月の世論調査」で安倍政権を支持するという回答は52%で、8月の調査(37% )よりも15%も上昇した。支持しないという回答者の割合は38%で、前月比16%ポイント下落した。支持する人が支持していない人よりも多くなったのは、今年3月の調査以来6ヶ月ぶりだ。

これまで安倍首相を積極的に支持してきた読売は、「安倍総理が健康状態の悪化を理由に辞意を表明し、長期政権の業績が再評価されているからだ」と評価した。しかし、どんな解釈をしようが、7年8カ月にわたる安倍政権の退場を、国民が大きく喜ぶ結果としか受け入れることができない・・(ソース記事:ソウル新聞)>

 

 

先の韓国日報の記事を読んでみると、「『安倍政権を肯定的に評価する』が74%」という内容も読売の同じ記事に書いてあるようですが・・なんで『国民がー』な話になるのでしょうか。まだまだ、韓国側には『韓国を嫌うのは極右安倍のみで、日本の国民は韓国が好き』という願望が残っているからでしょうか。だから、「日本国民は韓国の敵である安倍を嫌う」、いや「~嫌わないといけない」という精神的な重荷がかかってしまうのでしょうか。

 

むしろ、任期中には支持率が上がったり下がったりするでしょう。辞任すると発表した後に支持率が上がり、多くの肯定評価を得ること。私は、それを『実に名誉あることだ』と思っています。単なる同情票もあったかもしれません。しかし、それだけでここまで『肯定評価』が上がったりはしません。これは、「なんだかんだでよくやってくれました」、「お疲れさまでした」、「あなたを継承する次の総理に期待してみます」、そんな国民の心の現れであり、この結果は安倍総理にとっては、1人の政治家として、生涯誇っていい出来事ではないでしょうか。

それに、ソウル新聞の理屈だと・・任期終わってから『まともな死に方ができない』で有名な韓国の大統領たちは、国民がいったいどう思っていることになるのでしょうか。

 

 

 

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