今日は、2017年の記事を1つ紹介します。文在寅大統領が2017年12月15日、北京大学を訪れたときの演説内容です。さっそく引用します。同日の聯合ニュースです。
<・・(※昔)中国は世界で最も発展した国であり、中国が率いる東洋文明は西洋文明より進んでいました。私はそのような意味で、中国共産党19回党大会を高く評価します。習近平主席の演説で、私は、単に経済成長だけでなく、人類社会の責任ある国家として進もうとする中国の太っ腹な夢を見ました。民主法治を通じた依法治国と依徳治国、人民を主人とする政治哲学、生態文明体制改革の加速化などの深共感する内容が多くありました。
中国が法と徳を前面に出して、広く採用することは、中国を大国らしくするための基礎です。周辺国にとって、中国を信頼するようにし、一緒にしようとするものです。人間と自然の調和のとれた共生を追求する習近平主席の言葉では、中国人民のための生活環境を変えるということだけでなく、人類が進むべき道を中国が率先するという意志が感じられます。互恵共栄の開放戦略の中で、「人類の運命共同体の構築を堅持」という習主席の言葉に大きな拍手を送ります。
中国はただ中国であるだけでなく、周辺国と共にしているときにその存在が光る国です。高い峰が、周辺の多くの峰と調和しながらさらに高くなるのと同じです。そのような面では、中国夢は、中国だけの夢ではなく、アジアのすべて、さらには全人類と一緒に見る夢になることを願います。人類にはまだ解けない二つの宿題があります。1つは、恒久的な平和で、もう1つは、人類全体の共栄です。私は、中国がより多くの多様性を受け入れ、開放と寛容の中国の精神を広げる時、実現可能な夢になると考えています。韓国も、小さな国ですが、責任ある中堅国家として、その夢にお供します・・>
内容的に、実に文在寅氏らしいことを言っている・・そんな気がしました。この直後に南京大虐殺とユン・ボンギル(併合時代、日本の戦勝イベントで民間人を巻き込みながら爆弾を投擲した人)の話をしたところも含めて、です。多分、この2つが、韓国が『中国という大きな峰と調和する小さな峰』になれる資格だと思ったのでしょう。
2019年12月の「月刊朝鮮」にて、ダングク大学の経済学教授パク・ドンウン氏は次のように論じています。「ムン・ジェイン大統領は2017年、他の人たちと一緒に読みたい本として、リ・ヨンヒ教授が書いた運動圏の指針古典「転換時代の論理」を挙げた。毛沢東の文化革命を美化し、1970、80年代の社会運動家たちの心を掴んだこの本が、ムン・ジェイン大統領の頭のには未だハッキリ存在しており、文大統領にとって『中国との運命共同体構築』たる夢を見させているのではないだろうか」。文政府が望んでいるのは北朝鮮のような経済体制ではなく、中国式の『国家主導資本主義」である、とも。
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