続・「親日清算とは、親日派の子が親を否定すること」・・実際に親日派名簿を作った人はどう考えているのか

この前、『親日清算とは、子が親を否定すること』というエントリーがありました。本エントリーはその続編(時系列的には前作?)になりますので、まだの方はまずお読みください。

それから、似たようなテーマの記事を少し調べてみましたが、いまでも親日派を決める1つのガイドとなっている「新日人名事典」の作成を主導した『民族問題研究所』教育広報室長パク・ハンヨン死のインタビュー記事を見つけました。私の考えはもう少し後にするとして、まずはオーマイニュース2015年8月15日の記事から、該当部分を引用してみます。

 

<・・もちろん、(※親日をした人の)子孫がその責任を負う理由はありません。しかし、道義的責任はあります。親日をした当事者が贖罪しなかったことを、子孫が贖罪することで、韓国の社会・歴史の正義に基づいた『一つの道徳倫理』たる意識を確立し、参加することができます。その場合の子孫の反省は、韓国社会の葛藤と分裂を克服し、もっと良い社会になるきっかけになるでしょう。

しかし、残念ながら、ほとんどの親日派の子孫は、二つのことをしました。一つは、(※親や先祖が)親日派とされたことを、悔しいとし、訴訟を起こし、さらには「親日だからって何で罪だと言われなければならないのか」と主張する、モラルハザードを起こしました。親日清算問題は親日をした当事者より、子孫の態度がもっと衝撃的です。

 

二つは、一部の守旧派学者、狂信的な反共キリスト教、特に現在の権力の場合は、親日清算に反発し歴史歪曲と教科書歪曲で対応しています。私たちがよく知っている、2008年ニューライト(※反日種族主義著者陣もニューライト系です)の代案教科書や、2013年教学社の韓国史教科書には、親日派が美化されています。これは、親日派とその子孫たちによる歴史クーデターに他なりません。そのような点から見て、今は、親日清算の対象者がむしろ私たちの歴史を再びひっくり返そうとする反動の時代であります。また日帝に戻ろうとする雰囲気です」。

 

・「(※記者の質問) 最近、ホン・ヨンピョ『新しい政治民主連合』議員は、祖父の親日行跡を謝罪しましたが、そういうことについては?」

「私たちは、親日派の子孫に連座制を適用しようとしているわけではありません。しかし、反省する人としない人には差があるのです。例えば、ホン議員の場合は、祖父の親日行跡を知って、間違ったことだと認めた。本人の行為ではないが、公人なら、公共と関連した歴史意識が重要なのです。

一つの共同体が日帝によって苦痛を受けたなら、その共同体に苦痛を与えた加害者の側に自分の祖先がいたなら、それは個人史の問題を越えたものです。特に政治家の場合、それを認め、それを彼らの歴史認識として対応します。野党側(※当時は左派が野党でした)は、みんな認めています。

ところで、与党で、代表的に朴槿恵大統領とキム・ムソン代表は、父親の親日を反省しなかった。大統領は、憲法を守護しなければならない人です。なのに、与党側は反省していない人には寛容であり、反省する人を非難する、異常行動を見せています」・・>

 

 

1つの道徳倫理に合わせろ、と強調しているところが、本ブログで何度か取り上げた、共に民主党国会議員の『人や社会を制御するのは、法治ではなく、良心と常識』主張と同じものに見えます。法治ではなく良心や常識で人・社会が制御されるなら、社会的に見ると、異なる2つの良心・常識があってはなりません。良心も常識も1つだけでないと、社会が成り立ちません。

面白いのは、過去エントリーでキム・ウォンウン会長も同じことを言いましたが、今回のパク室長も『連座制ではないが~(と言いつつ連座制もどきの話をする)』を強調している点です。これは、韓国の左派勢力が国家保安法の廃止を要求してきた理由の1つが、『国家保安法で処罰されると、その家族もまわりから変な目で見られるようになる。国家保安法は事実上の連座制だ』だったからです。だから「私たちは違う」と強調したいのでしょう。否定になってませんけど。

 

私は、韓国の親日論争には、法律上の連座制ではないけど、連座制とほぼ同じ強制力が存在していると見ています。それは、またこの前に紹介した『文化的◯◯』の一種です。文化的制裁とか、文化的証拠とか。親日とは違いますが、この前、「ウリ」の邪魔だからって若い兵士の顔写真と実名を公開した国会議員がいましたし、そんな行動がこれといって制裁されない社会、そういうのも全て韓国社会の文化的制裁だと見ていいでしょう。

 

 

 

 

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